全日本シニアバドミントン大会へのボランティア施術

先日、金沢市で開催された全日本シニアバドミントン大会(11月18日〜20日)へ施術ボランティアTeamGTJとして参加してきました。

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大会三日間、沢山の選手の方々を施術し、充実したものとなりました。

また、大会期間中、他の先生方の施術も見せていただき、勉強にもなりました。

来年も是非とも参加したいと思っています。

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ファシアスリックテクニック(グラストンテクニック)の効果は早い!

先日、高校の部活をしている生徒さんですが、部活中に足関節を捻挫を起こしたようです。

捻挫を起こしてから3日目ほどです。

足関節内側部の三角靭帯部に腫れがみられます。

軽く触ると痛みもあります。

0番鍼で置鍼したのちグラストンテクニックで靭帯部のむくみを取るように処置しておきました。

帰るときはまだ足を引きずるような歩き方をしていました。

 

翌日来院するともう普通に歩いています。

患部の腫れっぽい感じほほとんどなくなっています。

足関節をいろいろな方向に動かしても痛みはないようです。

あらためてグラストンテクニックの即効性を実感しました。

 

これが1か月も、2ケ月も経ってしまうと、時間がかかってしまいます。

過去に何度か、時間の経った捻挫の患者さんを診させていただいたことがありますが、思った以上に時間がかかりました。

患者さんのこれぐらいの痛みだからすぐ直るだろうという先入観があるのでしょうね。

痛みの程度ではないのです、発症してから早ければ早いほど効果の出るのも早いです。

痛みを取るにはタイミングが必要だということです。

交通事故の鍼灸治療では医師の同意はいらない

ここ2〜3年、交通事故で鍼灸治療を受けたいと、保険会社にお伝えすると

「お医者さんの了解、同意を得てください。」

と、言われます。

数年前までは、鍼灸治療を受けたい場合、医師の同意はなくても認められていたのです。

なぜ、鍼灸治療に医師の同意を求められるのか?

 

ご存じのように交通事故では、自動車損害賠償責任保険(以下自賠責と略します)での支払いになります。

この自賠責は、管轄が厚生労働省ではなく、国土交通省・金融庁なのです。

そして国土交通省・金融庁の通達文には、鍼灸・マッサージも認められて治療として記載されています。

そして、医師の同意が必要とは書いていないのです。

 

「自動車損害賠償責任保険の保険金等及び自動車損害賠償責任共済の共済金等の支払基準

 

「自動車損害賠責保障法及び自動車損害賠償責任再保険特別会計の一部を改正する法律の施行等に伴う政令、省令及び関係通達等の制定及び改正並びに支払い基準の制定に関するパブリックコメントの結果について」

 

上記、法律や通達で詳しく書いています。

ですから保険会社の担当の方がなんと言われようと、お医者さんの了解を得ずとも鍼灸治療はできるのです。

その辺りをよくご理解ください。

 

 

痛みには筋の凝りを取ることが重要である

腰椎椎間板ヘルニアであれ、脊柱管狭窄症、膝関節痛、肩関節炎であれ、どこかに障害があると、痛みで周囲の筋肉に収縮緊張が起こります(それは痛みで交感神経優位になるため)。

 

そのような筋肉の収縮緊張は血液循環を妨げ、よって筋肉内への酸素供給が阻害され、老廃物質の排出が妨げられます。

 

そのような状態が続くと、筋肉に凝り(硬結)ができ、痛みのトリガー(引き金点)に変化します。

障害によって起こった痛みをトリガーはさらに増幅します。

 

元々の腰椎椎間板ヘルニアや腰痛症の治療も大切ですが、まずはそこに出来上がった筋肉の凝り(硬結)を取り除く、あるいは小さくすることは、今ある痛みを取るためには一番大切になります。

 

それも早く処置し取り除くことです。

 

「この痛みは放っておけばいずれ治るだろう」というのは、甘く見過ぎです。

 

痛みは長引けば、長引くほど取れづらくなります。

 

なぜ取りづらくなるのかは、以前書いた「慢性疼痛について」を読んでいただくと良いかと思います。

 

長期に痛みを放置した最悪のパターンが線維筋痛症でしょう。

 

痛みの循環サークルから抜け出せない状態になっているのです。

 

火は早めの消火が大事です!


残雪のコット谷から大日岳へ

昨日(2017年5月14日)は、早月川支流の小又川からコット谷を上り詰め、大日岳へ行ってきました。

何故なら、お手軽に上がれる称名平からの遊歩道がまだ通行止めだから。

初めてのルートはいつも不安と好奇心でイッパイです!

 

先ずは、林道歩きです。

もう少し早い時期だと河原に雪がタップリあり、川伝いに行けるのですが、ちょっと遅かったです。

 

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途中、土砂崩れや雪の斜面もあり、注意しながらの林道歩きです。

 

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徐々に、河原に降りていきます。

問題は、どこで向こう岸へ渡るかです、内心ドキドキ!

 

どうにか渡渉場所を探し出し、川を渡りました、ホッと。

 

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向こう岸に渡れば、あとはコット谷を登ります。

ここも急登です。

アイゼン、ストックをフル稼働して登ります。

暑いです。

 

 

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登り詰めたら、ここから大日岳へ目指します。

 

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途中、何度となく剣岳がお迎えしてくれました。

 

 

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とうとう山頂が見えてきました、近くに見えていてまだまだ長いです(汗)。

遠目には緩やかに見えますが、結構劇坂です、ハアハア言いながら登りました。

 

 

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やっと、山頂です。

ここまでスタートから約6時間。

達成感は言いようがありません。

 

 

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山頂からの剣岳です すごいキレイです!

 

 

山頂からの絶景を堪能したら帰ります。

 

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帰りの雪庇です。

落ちたら終わり、一気に1000mの落下でしょう。

あまり右側には寄れません、コワー!

 

 

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ガスも上がってきて、帰りは注意しながら下山しました。

途中、川を渡渉する場所を探すのに約1時間ロスしましたが、夕方5時にはスタート地点へ戻りました。

この日は久しぶりに雪山を堪能しました。

やっぱり、雪はイイです!

慢性疼痛について

慢性疼痛とは、「3ヶ月以上続く、または急性の組織損傷が回復したあと1ヶ月以上経過しても持続する痛み」を言います。

日本神経治療学会の「標準的神経治療 慢性疼痛」によれば、「急性疼痛とは、突然の病気・怪我などによって起こる痛みであり、原因の治癒とともに短期間に消失する。それに対して慢性疼痛は、1〜3ヶ月以上も痛みが続くもので、原因となる病気・怪我が治ったあとも痛みが残っている。また、原因がはっきりと分からない痛みもある。」ということになっています。

つまり、身体のどこかに傷がつき、それがいつまでも続く痛みの原因になると言うことです。これは、明らかな発症原因の分かる損傷ばかりとは言えません。

例えば、日本人の愁訴の上位にあげられるものに肩凝り・腰痛がありますが、これも無理のかかる姿勢を取り続けることによって筋肉に微細な傷がつきます。何気ない毎日の動作が筋肉を傷つけ、それが長期に亘るしつこい痛み・不快な症状を起こしているわけです。

また仕事やスポーツでの筋肉・靭帯・腱鞘の使い過ぎも炎症を引き起こし慢性疼痛の原因となります。

ここで慢性疼痛が問題になるのは、急性疼痛とは痛みの起こるシステムが異なるということです。

長く痛みを感じ続けることによって、脳が興奮状態となり、筋肉の緊張を引き起こして痛みが取れにくくなってくるということです。

 

 


筋や靭帯や神経に傷がつく


脳に信号が伝わる


脳が過敏となり、交感神経興奮・アドレナリン分泌が起こる


傷ついた部位の周囲の筋が収縮する

血流が阻害される


筋に硬結ができる


違和感・痛みが続く


脳に痛みの信号は持続的に入り、脳が過敏状態になる
  痛みを感じやすくなる
  脳から痛みの信号が出続ける

 

痛みの正体は?

腰椎椎間板ヘルニア・腰椎すべり症・脊柱管狭窄症の診断だったと当院に来院される方は多いですが、その症状が本当に腰椎椎間板ヘルニア・腰椎すべり症・脊柱管狭窄症による症状かどうかと、疑問に思うことはよくあります。

整形外科ではレントゲンやMRIの画像しかみません。

画像で異常があればそれを原因であると決めつけますが、画像に異常がないと「何ででしょうね?」とか「異常ありませんね」と言われます。

あとは鎮痛剤と湿布薬で様子見です。

原因が分からないのに薬を処方するのも不思議です(笑)。

腰椎椎間板ヘルニア・腰椎すべり症・脊柱管狭窄症 それぞれが原因である症状もありますが、そうでない場合も多くあります。

鍼をしたりマッサージしても椎間板の突出や骨のズレは治りませんが、症状が消えたり軽くなったりすることが日常茶飯事です。

私が処置しているものは、筋肉の凝りや硬結です。

その硬くなった筋繊維を柔らかくなるように鍼灸し、そしてファシアスリックテクニック(グラストンテクニック)や徒手によるマッサージでほぐしていきます。

すると痛みが改善していきます。

なぜ、痛みがなくなっていくのでしょうか?

お分かりのように、この筋肉上の凝りや硬結が痛みの原因になっているからなのです。

そしてその痛みの出方にはそれぞれに筋肉にパターンがあります。

そのパターン化されたものがトリガーポイントです。

私は、パターンから判断し、原因となる筋肉・硬結部位を追求し治療していきます。

前脛骨筋のトリガーポイントの鍼で痺れが改善

先日から治療中の方の症状ですが

左側足の甲から拇指先にかけて痺れ(シビレ)があるそうです。

その話を聞いた時、

あっ そうそう それは前脛骨筋のTP(トリガーポイント)じゃないか!と。

ほぼ一日立ち仕事ですし、足への負担は相当なものです。

特に支持足の左側は常に体重がかかっています。

 

一般に足の先の痺れと言うと椎間板ヘルニアなどの腰椎疾患を連想しますが、意外と下肢の筋肉にできたトリガーポイントからの連関痛であることも多いのです。

 

実際にこの方の前スネを触るとかなりコリコリした状態でした。

前脛骨筋のコリコリしたエリアに数ヶ所、鍼をすると、ズーンとした響きが足の拇指まで伝わりました。

 

トリガーポイントの書籍では、一点だけが示されていますが、ほとんど場合、一点だけで効くことは希です。

トリガーポイントというよりトリガーエリアと言ったほうがいいのかもしれません。

それとテクニックと深さも重要な点です。

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うまく、トリガーとなっている筋繊維を摘み、貫通さす必要があります。

 

この患者さんですが、治療翌日には痺れはかなり和らいでいましたが、2日ほど経つと戻っていました。

慢性的な症状のケースでは、繰り返し治療する必要があります。

なぜなら、頭の中で 痛みの学習ができているためです。

そこが急性症状と慢性症状の違いです。

早期に痛みのシグナルを断ち切ることが、痛みから解放されるコツです。

 

 

 

 

 

 

 

 

マラソンレースでの鎮痛剤の服用は要注意!

ランニングを続けていると膝や腰などいろいろな場所に痛みが出てきて困ることがあります。

特に長年レースを目指して走っている方では慢性的に痛みに悩まされています。

痛いながらも練習をしてきて、さてレースとなったとき、藁をもすがるように鎮痛剤のお世話になる方は多いかと思います。

しかし、特にフルマラソンのような過酷なレースでの鎮痛剤服用はとても危険なことがわかってきました。

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載されている論文には、ランレースでの鎮痛剤服用で心臓循環器系・消化器・腎臓で有害事象が起こることが載っているそうです。

詳しいことは泌尿科医の奥井識仁先生が下記で紹介しております。

消化器のけいれん、レース後の心臓血管系の問題、レース中の心臓血管系の問題、消化管出血、血尿

http://mainichi.jp/premier/health/articles/20170213/med/00m/010/003000c

 

肩関節痛の鍼灸治療

先日より肩の痛みで来院されている患者さんです。

昨年秋ごろより右腕を動かすと肩関節に痛みを感ずることが多くなり、今年に入って少し力を入れるとその後ズキズキと痛むようになってきたようです。

ここ最近は起きていても寝ていてもズシーンと鈍痛があるようです。

整形外科にて注射(何の注射か不明?たぶん鎮痛剤か)をしたが変化がありませんでした。

注射後、注射痕が数日傷んだようです。

当院にて診たところ、前方挙上、外転(横から腕を水平に挙げる)、外内旋(捻じり)にて痛みによる可動制限がありました。

肩関節に触って熱感はありませんでしたが、やや見た目は腫れぼったい感じがありました。

腱板炎と推察し、首から肩ならびに肩関節周囲の筋緊張を緩めることと肩関節の消炎を目的に約1週間連続で鍼灸施術を行いました。

第一回施術後、翌日にはズキズキする痛みの頻度が減りました。

その後も施術する度に痛みの度合いも減っていき、1週間もすると前方挙上はほぼ支障なく行えるようになってきました。外転は水平までくると痛みはまだあるようですが、初診時より挙がり易くなり可動範囲も広がっています。

捻じりは、ズボンの後ろポケットに手を持って行けるぐらいまで改善しています(初診時には服の着脱はやっと行っていました)。

関節の可動制限がなくなるにはもう少しかかるようです。

目の疲れ

最近、眼が重いと感じたことはありませんか?

若い頃はそう感ずることもなかったかもしれませんが、40代半ばよりちょくちょく感ずるようになってきます。

ちょうど老眼が始まったころです。

段々、眼の調節が上手く行かなくなってくるわけです。

 

グラストンテクニックは筋肉の痛みばかりが取り上げられますが

意外とこの目の疲れ・違和感に効果があります。

前額部を中心に施術することで眼がスッキリします。

 

また眼の疲れている方は首の凝りも往々にして酷いものです。

首肩の凝りを取る鍼施術と併せて行うと効果的です。

 

ファシアスリックテクニックのファシアとは?

 

ファシアスリックテクニック(FaST)の対象は、英語でfaciaと呼ばれるモノです。

筋肉を覆う筋膜だけでなく、靱帯・骨膜・腹膜など膠原繊維(コラーゲン)で作られた膜に作用します。

ですから骨膜炎であるシンスプリントにも効果がありますし、疲労骨折などでも治癒期間が短くなります。

膝周りや足首周りなどに痛み・違和感があるとき、骨膜の乱れや浮腫が原因となっていることは良くあります。

膝下の内側(脛骨内側)を軽く撫でると、かなり過敏になっています。

そのような場合、ファシアスリックテクニックのインストゥルメントで施術すると痛みが徐々に消えてきます。

突発的な筋肉痛

今日、たまに治療に来院するブラジル人の男性が急な筋肉痛で治療に来ました。

朝、体勢を崩した時に背中に痛みが走り

それ以来痛みが続いているようです。

 

立った状態で背中を見ると少し盛り上がっている箇所を見つけました。

指で探ると痛みを感じるようです。

うつ伏せになって頂き、まずはポイント数カ所に置鍼をしておきました。

鍼を抜いたあと動いて頂くと半分ぐらいに痛みが和らいだようです。

それから痛みの出る姿勢をとっていただいてグラストンテクニックで筋膜の動きを良くしました。

帰る時には痛みはゼロ!

本人も驚いてました。

膝の痛み

膝の周囲には沢山の靱帯・筋肉等の軟部組織があります。

その軟部組織が硬くなっていることが膝の痛みの原因になっています。ffd63f8b-s.jpg

レントゲン撮影で軟骨のすり減りを指摘されても

若干のすり減りでは痛みの原因になることはないと考えています。

そのような靱帯や支持帯といった軟部組織の柔軟性を上げて

膝の屈曲・伸展がスムーズに行えるようになれば痛みはなくなってきます。

膝の痛みを訴える方のほとんどが膝蓋骨の動きが硬く、柔軟性が落ちています。

スポーツなどでの膝の使いすぎが膝の周囲の靱帯等を硬くしています。

 

膝の痛みで専門医へ行かれても、大概

「年齢によるものですね!」

あるいは

「膝の軟骨がすり減って来たのが原因ですね!」

と言われ湿布薬・鎮痛剤で様子を見て終わりでしょう。

しかし、上で説明したように膝の周りには多くの筋肉・筋膜・靱帯など軟部組織が多いのです。

膝関節の支えているそのような軟部組織の異常な緊張をとることで

膝関節の動きがスムーズになり痛みが取れることが多いのです。

 

腰痛にファシアスリックテクニックでアプローチしました

整形外科のでレントゲン・MRI撮影では何ら異常はないそうです。

しかし、少し屈んでいたりすると腰に痛みが出てきます。GT1GT2

何度か鍼とお灸で施術しましたが

幾分痛みは和らいだのですが気になる痛みは取れませんでした。

腰椎周囲を触ってみても、もう筋の異常緊張はありません。

症状を訴えている仙腸関節・仙骨部にGT1 GT2 のインストゥルメントで浮腫を取るように施術してみました。

次回来院時のお話では、施術後、凄く調子が良いそうです。

暫くはこのまま継続していきます。

 

ファシアスリックテクニックでの驚き

先日より頚の痛みを訴えて来院された患者さんを診ております。

夏前より頚部の痛みがあったようですが、そのうちに治るだろうと放っておいたのですがなかなか症状の改善はなかったようです。インストゥルメント

診ると首を左右に捻ると右の首に痛みがあります。

首・肩に鍼をしてみました。

若干痛みは和らいだようですが、首を捻ると強い痛みがあります。

ではと早速グラストンテクニックで首・肩の筋膜にアプローチしてみました。

専用インストゥルメントSCANDSLiCK PRO(スキャンドスリック)で施術開始しました。

数分施術後、首を捻っていただくと、若干ツッパリは残るものの痛みは消えてしまいました。

いやいや 驚きです!

鎮痛剤の副作用

 

薬には効用と、そして副作用があることをご存じでしょうか?

大概は、薬の効果の方が目立っているため、副作用はあまり気にすることはありません。

しかし、大きな副作用が出る可能性もあることを忘れてはいけません。

ここでは、痛みに対して使われる鎮痛剤(痛み止め)の副作用について見ていきましょう。

 

最近では、3種類のものが使われることが多いです。

 

一番よく使われているのがNSAIDs(非ステロイド系鎮痛剤)です。ボルタレン・ロキソニン・アスピリンが代表的なものですが、副作用は、胃を荒らすことが多いことです。

 

 

次に、NSAIDsに代わる薬としてトラムセットがあります。作用は、、痛みの伝達神経に直接働きかけ痛むのを和らげます。更に脳にも働きかけ痛みを感じにくくさせます。多くの人で吐き気が起こります。

 

 

神経障害(神経が圧迫されたりウィルスによって炎症が起こって出る痛み)の痛みに対して効果的な薬にリリカがあります。、副作用として目眩(ふらつき)・浮腫(むくみ)・体重増加・眠気があります。ウチへ来ている患者さんにもリリカで目眩(めまい ふらつき)がしたと言う話は良く聞きます。

 

 

いずれにしても薬を服用して、いつもとは違う症状が出たときには、主治医や薬剤師に相談することです。

 

 

間違ったストレッチの考え方

急性の痛みのある患者さんに

例えば、急性腰痛症(ぎっくり腰)や寝違え、肉離れ等の患者さんですが

「ストレッチはして良いですか?」

「ストレッチはした方が良いですか?」

と訊かれます。

 

それに対して私は、

「痛みが消えたらしましょう。それまでは我慢して下さい。」

とアドバイスします。

 

どうも痛みがあるとストレッチしなければいけないと思っている方が多いです。

痛みのある時に、ストレッチをすると痛みを感じます。

痛みを感ずる度に、傷めているところに刺激を与えることになりますから、良くないのです。

ストレッチは痛みを感じなくなってから行いましょう。

 

 

 

爪の内出血の処置

DSC01080.jpg 先日、不注意で足の親指をぶつけて、爪下に内出血してしましました(汚い爪で申し訳ありません)。

思ったより酷い状態で、このままで放っておくと、何れ爪が剥がれてしまいます。

 

 

 

爪.jpgそこで、右の画像のように、おおよそで3点とった赤丸のところに熱さを感じるまで透熱灸をしました。

一日目、10壮(10回繰り返すことです)まで熱さを感じませんでしたが、3日目になると3壮で熱さを感ずるようになってきました。

それとともにジンジンしていた痛みも消えてしまいました。

その後、毎日お灸は続けています。

5日目からは隔日で行います(2週間ほどおこないます)。

これで爪が剥がれることなく済むはずです。

 

 

 

全日本鍼灸学会学術大会(北海道大会)

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 小松市上空

 6月10、11,12日の三日間、第65回全日本鍼灸学会学術大会が、北海道札幌市で開催されました。小生は、10日(金)の夕方、ANA羽田経由で札幌入りしましたが、小松市も東京都も蒸し暑く夕方になっても気温は30°近くであったのとは反対に、新千歳空港はジャケットを着ていても寒さを感ずるほどでした。

 夕方の羽田便であったのですが、上空は梅雨の雲に夕日が映えて、とても幻想的な眺望でした。


 

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 佐藤雅美先生と

 今回の大会のテーマは、「これからの日本の医療を担う鍼灸     鍼灸治療と医療連携」でした。今大会で、小生が是非とも聞きたかったのは、開業鍼灸師と外科医との連携した診療を紹介したパネルディスカッション1です。パネリストは、鍼灸師の佐藤雅美氏、脳神経外科医の井須豊彦氏、循環器外科医の佐藤勝彦氏。

 開業鍼灸師である佐藤雅美先生の行っている鍼灸のお話は、数年前に東京で行われた日本臨床鍼灸懇話会学術大会で一度拝聴しています。佐藤雅美先生のところでは脊柱疾患を専門としており、殆どの症例でMRI撮影を行い症状と画像とを交えて鍼灸治療の適応・予後の判断を行っています。患者さんのおっしゃる前医の診断を決して鵜呑みにせず、改めて自分の眼で読影を行い、指導を受けている外科医のアドバイスを受け判断しているそうです。更に今回の大会では、循環器外科のドクターとも連携し、患者さんの心筋梗塞や心不全を未然に防いでいるとのことでした。治療をしている間の患者さんの会話から、生活状況(睡眠・食事・趣味等)、身体の状態の情報を得て、専門医に紹介しているそうです。これだけテレビや雑誌等で、病気・健康の情報が流れていても、患者さんは、「エーっ、知らないの!」と言うケースは多いです。何十年も生きてきて胃の内視鏡検査自体受けたことがない人もいます。やはり「餅は餅屋」です。

 

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北方系生態観察園観察

11日(土)の午後に参加した北海道医療大学北方系生態観察園観察は、北海道ならではの企画であり、大変興味深かったです。オプションでの講座でしたが、受けて良かったです。担当の堀田 清先生の案内で、薬草園である生態観察園を見て回りました。笹の原野だった大学の裏山を整備した観察園には、本土では見るのが難しい、オタネニンジン(朝鮮人参)や、トチバニンジ ン、ダイオウ、カンゾウが生えていました。これは栽培や移植を行ったわけではなく、笹を駆逐していくと徐々に生えだし、増えていったそうです。本来、札幌市周辺は湿地帯でしたが、周辺の山の土を削り客土を行って、今の芳醇な畑作地が生まれたそうです。そして、削り取られた山には笹が生い茂り荒れ地となってしまったわけです。それでその笹を地道に駆逐していくと、何十年、何百年眠っていた種が発芽し、徐々に豊かな里山が出来上がったわけです。
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 トチバニンジン

この生態観察園に生えるミズバショウ・ウドの大きさには驚かされました。北陸に生える物の2〜3倍の背丈です。途中には、アカゲラの姿も眼にすることができました。堀田先生からは漢方・生薬のお話も沢山聞かせていただきました。北海道の豊かさを実感した講座でした。

 

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札幌市電


 余談ですが、今回の札幌大会では、ちょうど「YOSAKOIソーラン祭り」の開催と重なり、ちょっとした観光気分を味わえました。また、13日(日)は、朝早く起きて、市内を巡回している市電で札幌の街を回ってきました。現地で食べるラーメン・ジンギスカン・生ビールはとても美味しかったです。
 次回はお仕事ナシで北海道へ来てみたいです。

 

腰部脊柱管狭窄症かなぁ?

81歳の男性です。

約1年前から両側の臀部(お尻)と大腿後側の痛みで整形外科に通院していたようですが

鎮痛剤を使うと若干和らぐようですが、すぐ元に戻るといった状態が続いていたようです。

その他、ブロック注射もやっていました。

直近の投薬では、メチコバール、リマプロストアルファデクス、トラムセット、リリカ、モーラステープ。

4月はじめより下腿に浮腫(腫れ?)が出始め投薬中止となりました。

 

さて、当院へは1週間前(6/3)に来院されたのですが、腰部・臀部の筋緊張を緩和するように刺鍼し、通電しました。

また、L4−5,L5−S間の棘突起間に米粒大のお灸を5壮しました。

4回継続して施術したところ、歩行時の痛みが消えてしまったんですね。

 

う〜ん?

これって腰部脊柱管狭窄症かなぁ・・・・・・・・

 

多分、筋緊張によるトリガーか、神経絞約でしょうね。

 

案外、簡単に痛みの消えることもあるんです。

 

 

 

寝違いに鍼!

一昨日、ある患者さんからの紹介で、寝違えの方が来院されました。

前日に寝違えたそうですが、頭を下にも、上にも、左右にも痛くて向けません。

寝るときにも、頭の置き場がなくて、寝ていても辛そうです。

 

ところで、寝違えの原因は、疲労の蓄積です。

思い当たる原因もなく、朝起きて首を回そうとすると、痛みで回りません。

非外傷性(怪我では無い)の筋炎で、たまに熱っぽい時もあります。

このような酷い痛みを伴う寝違えですが

鍼をすると1〜2日で驚くほど改善します(念押しにお灸もしておきます)。

 

上の患者さんも一昨日、昨日の治療で、痛みが8割方無くなりました。

念押しでもう1〜2回治療しておけばOKでしょう。

明日来院されるのが、コチラも楽しみです。

 

 

 

 

 

 

お灸

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背骨上に圧痛(指で押した時の痛み)が出ている人がいます。正確には椎骨の棘突起と棘突起の間、棘間靱帯の所になります。

常に前屈みになっている人や、猫背気味の人は、肩胛骨の高さぐらいの所に反応が出ています。

また、腰を良く使う人は第4腰椎と第5腰椎の間に出ています。

この圧痛は、この部位に負担がかかっている証拠です。

この部位は直ぐ下に骨があるため、鍼を刺入するとすぐ当たるのと、鍼をしたときに痛みも感じ易い場所です。

この背骨上の反応を取るにはお灸をします。

お灸は、モグサという物を軽く捻って円錐状にし、ゴマ粒〜生米半ぐらいの大きさにちぎって、それを皮膚の上に載せて、線香で火を点けます。

DSC00234.JPG私は、これを最後まで燃やさずに、8分ぐらいの燃えたあたりで取り除きます。

瞬間、チクッと熱さを感じますが、その後は爽快感があります。

 

また、関節周囲の痛みにも鍼と併用することで、大変効果があります。

 

痛み止め・湿布では取れない痛み

私の所へは、整形外科等で治療したが思うように痛みが取れなかった患者さんが多く来院されます。

そのような患者さんに話を聞くと、レントゲンやMRI・CTなどの撮影では、原因が分からなかったと言うものが殆どです。

または、原因が分かったとしても、

「神経の通り道がちょっと狭くなっていた」、「椎間板がちょっと傷んでいる」、「第4腰椎と第5腰椎の間が狭くなってる」 など

原因と言っていいのか分からないようなものばかりです。

鍼治療で痛みやシビレなどの症状がなくなったり、改善したりということは

「神経の通り道がちょっと狭くなっていた」、「椎間板がちょっと傷んでいる」、「第4腰椎と第5腰椎の間が狭くなってる」

が原因ではなく

実は、筋肉の緊張や筋肉に出来た硬結(凝り)が痛みの原因なのではないかと私は思います。

いずれにしても痛みのある方の殆どが、痛み止めや湿布薬では、症状が取れないと言う事実です。

腰椎脊柱管狭窄症の症状

 

腰椎脊柱管狭窄症は、背骨(腰椎)の老化によって神経の通り道が狭くなり起こります。

腰椎も人間の顔と同じで、多少違いがあります。

神経の通り道を脊柱管と言いますが、元々狭い人、広い人がいます。

狭い人は脊柱管狭窄症になりやすいわけです。

 

症状は、臀部から下肢の痛み・痺れです。

腰を曲げている姿勢では、足の痛み・痺れは出ないのですが、反ったり、歩いていると症状が出てきます。

最初は15分ぐらい歩くと出ていた痛み・痺れが、そのうち50mも歩けなくなります。

 

症状の出方も、年数をかけて徐々に出てくる場合と

ある日から急に出てくる場合とあります。

痛み・痺れを長く患っていると神経が傷んでしまい回復しにくくなります。

早期からの鍼施術をお勧めします!

変形性膝関節症の痛み

先日、石川県鍼灸マッサージ師会の学術研修会「変形性膝関節症」を受けてきました。

講師は白山市の下崎整形外科院長の下崎英二先生です。

下崎先生のお話では、人工膝関節置換術の動画を交えた興味深いお話でした。

 

さて、我々鍼灸院にも膝の痛みを訴えて来院される患者様がいます。

変形度合いはいろいろです。

整形外科では老化による軟骨の磨り減りが原因と診断されていることが多いです。

ところで、軟骨は痛みを感じるのだろうか?

と思うのだが、どうだろ?

実は軟骨自体は痛みを感ずる神経の分布は多くはないのです。

では、痛みを感じているのはどこ?

痛みを感じているのは関節包(関節を包む袋)や筋肉の腱であることが多いです。

鍼灸治療では、関節包や筋肉の炎症を鎮め、緊張を和らげて痛みをとります。

特にお灸は効果的です。

痛みをいつまでも放置してはいけない

痛みを放置していると、痛みが取れにくくなります。

痛みを感じやすい脳状態になり

2・3の痛みのレベルぐらいのものが9であったり10に感じるようになります。

また、痛みがあると脳が勘違いを起こし

常に痛みを感ずるようになってきます。

そこが慢性化した痛みの厄介な点です。

そういう状態が1年 2年 経ってくると、何が痛みの原因なのか分からなくなってきます。

そうならないためにも痛みを感じたら早く痛みを取る治療を受けることです。

やはり仙腸関節

やはり仙腸関節ですね。

腰痛や下肢の痛み、痺れを訴える方の全てに、仙腸関節周囲の腫れ・強ばりが見られます。

反応の出かたも様々です。

目で見ただけで盛り上がるほど腫れている方もいれば

表面上はそうでもないですが、少し圧を加えて指で探ると固い繊維化した物が存在する方もいます。

「先生、それって骨を押さえてるから痛いんじゃないですか?」

と訊かれることがありますが

骨の上にのっている薄い筋肉からの痛みです。

症状のないグッドな腰は、押しても触っても痛くはありません。

仙腸関節です

sentyou.jpg脊椎(背骨)の土台となっている仙骨と腸骨です。

仙骨と腸骨を繋いでいる部分を仙腸関節と言います。

ここは靱帯で繋がれた固い関節です。

一般には動きがないこととなっていますが、実際にはわずかな動きがあります。

1〜3mmぐらい。

ここの動きが固すぎても、緩すぎても、良くはありません。

腰痛や椎間板ヘルニアの原因となります。

仙腸関節は、車のショックアブソーバーのようなもので、衝撃を吸収しているのですが、

固すぎると上の腰椎に負担がかかってきます。

柔らか過ぎると安定性がなく、これも腰痛や脊柱疾患の原因となります。

この仙腸関節をしっかりさせることが治療のポイントになります。

症状の出ている直接的な部位へのアプローチとともに

土台となる仙腸関節の動きを改善させることです。

帯状疱疹後神経痛と鍼灸

帯状疱疹(水ぼうそう)になった後に神経痛が続くことがあります。

これは帯状疱疹の初期に、神経に強い炎症が起こったために起こると考えられています。

当院に通院中のMさん(85歳)は、症状が出てから病院へ行くのが遅かったようで、かなり強い症状だったそうです。

神経痛の症状は、背中から腕にビリッと強い電撃痛が走ります。

特に冬場になると強く、出る回数も多くなるそうです。

外科・ペインクリニックを受診したようですが、あまり強い痛み止めを処方することもできず、様子見となったようです。

鍼灸治療を開始後は、以前より痛みの強さも弱まり、回数も減っています。

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