腰椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症の鍼治療

当院では腰椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症の患者さんが沢山来院されています。

どちらの場合も神経の出口周囲で神経が腫れていますから、治療には時間が要します。

この7月2日に初めて来院されたTさんですが、連日熱心に治療にいらしてます。

初診時はベッドに横になる、起き上がるという動作で足へ「ピピっ!」と激痛が走り暫く動きが止まる状態でした。

うつ伏せなどは無理ですから、横向きに寝かせての治療です。

鍼治療が終わった直後も症状にはすぐに改善はなく、ご本人は不安だったでしょう。

しかし、私の注意事項を守り治療を継続した甲斐があって、今ではスムーズに動けるようになりました。

今日も治療を終えて、笑顔で帰っていきました。

全快にはあともう少しでしょう!

膝内側の痛み(鵞足炎)

先日から治療に来院された鵞足炎の患者さんですが、その後経過は良いようです。

バドミントンをなさっているのですが、冬の寒い時期に練習で無理をされて発症したようです。

炎症と周囲の筋緊張を改善を目的に鍼施術を行い、その後縫工筋・半腱半膜様筋の滑りを良くするためにファシアスリックテクニックで施術しました。

膝周囲は筋肉だけでなく、内外側副靭帯・膝蓋靭帯や膝周囲の支帯などの軟部組織の多い場所です。

それらの滑り・浮腫みを取るようにインストゥルメントで丁寧にケアしときました。

数回施術すると、鵞足の付着部の腫れっぽさもなくなってきました。

鵞足は、膝の関節のすぐ下にある脛骨(すねの内側の長い骨)につながっている3つの腱(縫工筋・半腱半膜様筋の腱鞘)です。この形状がガチョウの足のようにみえることから「鵞足」と呼ばれます。

膝は「曲げ伸ばし」を行う部位であるため、じん帯や腱が骨との摩擦によって傷つき、炎症を起こすことがあります。

その結果、鵞足炎や鵞足滑液包炎を含む、さまざまな膝の障害が現れます。

腕の痛み(頚部神経根症?)

 先週の火曜日に上腕外側の痛みを訴えて来院された患者さんですが、理学テストから頚部神経根症か頚部の筋のトリガーポイントによる痛みと判断し鍼灸治療を行ったところ、今週に入って劇的に症状が軽減しました。

発症は5月の15日に寝違いのような感じで首から肩にかけて痛みが出たようですが、これは1週間ほど様子を見ていたら消えたようです。

しかし、それにともない上腕に痛みが出てきたというわけです。

腕を動かして痛いというわけではなく、じっとテレビを見ていたり運転しているとズキズキと痛んでくる感じでした。

鍼灸治療は頚部の圧痛の強い部位(C4/C5レベルあたり)に鍼通電し、あと筋緊張の強い肩部・上腕部にも刺鍼し、施灸しておきました。

神経の炎症がなくなるには10日から2週間かかると説明しておきましたが、凡そそのような感じでの経過でした。

発病から間もなく鍼灸治療を開始すると、このように早く症状も治まっていきます。

(2019.6.5)

線維筋痛症の患者さん

先日、約2年ぶりに線維筋痛症で治療していた患者さんが来院された。

今回は背中を傷めたとのことで、患部に丁寧に鍼し、その後ファシアスリックテクニックで筋膜の調整を行うと、施術後には痛みは消えていた。

彼は約2年半の間、治療を継続し、長く休んでいた仕事へ復帰していった。ここ最近の様子を訊くと、なんら痛みもないとのこと。あれだけ痛みに悩んでいたことが嘘のようである。

一見陽気に見える彼だが、メンタルは非常にナイーブで、そこが痛みの原因であった。今も時々、緊張して眠られないことがあると言う。

治療中の約2年半は、良くなったり悪くなったりと、決して順調に行ったわけではない。彼のカルテを見ると、その当時の彼の苦悩が思い出される。

痛みの調子が良く一旦は仕事に復帰してみたものの、やはり痛みで休むことになった際、仕事復帰への焦り、このまま治らないのだろうか、などと随分悩んだものである。

しかし、我慢して治療を継続するなかで、徐々に回復していった。

彼の場合、痛みが出だした切っ掛けは昼夜の2交代制であった。もともとナイーブなところへ、生活のリズムが逆転する2交代制は脳にも身体にも負担をかけたようである。

だから決して夜勤だけは免除して貰えるように伝えてある。

若いから無理をすることもあるだろうが、決して生活のリズムを崩さないようにすることが大事である。

 

(2019.5.29)

頚椎椎間板ヘルニア

3月から治療していた頸椎椎間板ヘルニアの患者さんですが、無事症状が治まったので、治療を終了しました。

首から背中、腕の痛み・指先のシビレ感があったのですが、順調に消えて行きました。

治療開始時には直ぐには治療の効果は現れませんでしたが、あきらめずに何度か来院している間に少しずつ症状が弱まっていきました。

その間、日常生活でのアドバイス等もさせていただきました。

こういう姿勢をとらないようにとか、運動は控えて欲しいとか、このような姿勢を取ると症状が強くなりますよとか、

案外、このような日常生活のアドバイスは重要です。

(2019.4.24)

頚部神経根症(頸椎椎間板ヘルニア)

12月から通院されていた頚部神経根症(頸椎椎間板ヘルニア)の患者さんが、やっと全快した。

症状の酷い時は、寝ていても、起きていても、発作的に肩から腕に痛みが出てきて、指先も痺れていたが、そのうち、発作的な痛みはなくなり、指先のシビレだけが残っていた。

それも2月の末から出たり出なかったりとなり、ここ3週間シビレもなかった。

本人も辛かっただろうが、よく頑張ったと思う。

特にパソコンの作業や車の運転姿勢では、痛みが辛かったようである。

この姿勢になると、肩から腕、さらには肩甲骨周囲にも痛みが出て来る人は多い。

頚の少しの傾きによって神経根を刺激するのである。

日頃から姿勢には気を付けなければいけない。

継続することの難しさ

身体に痛みがある時や、調子の悪い時は、「体のために何をしたらいいのだろう?」「ストレッチもしっかりやらないと!」と身体のためになることを真剣に考えるものです。

しかし、少し調子が良くなってきたり、症状がなくなると次第にやらなくなります。

また、思うように結果が出ないときも、徐々にやらなくなってきます。

基本、そのような身体にためになることは、自分自身を制限したり、これまでの生活を変えたりと、楽しいことではありません。

楽しいことだと、人間絶対忘れません!

だから、すぐ忘れてしまって、ついつい明日に延ばし、明後日に延ばしとなり、ついにはやらなくなってしまいます。

本当は楽しい方法があればいいのですが、なかなかそう言うわけにはいきません。

大概の人はこのようなことを繰り返しています。

継続できるというのは並大抵のことではないし、それができる人は凄いと思います。

私も腰痛持ちで、調子が悪くなると、自分で鍼をしたり、筋トレをしたりとしてるのですが、調子が良くなると忘れてしまっています。

先日も、うっかりと腰を痛めてしまいました。

こんな腰痛は数年ぶりです。

そう言えば、ここ半年、鍼治療をしてませんでした。

ストレッチもさぼっていました。

やはり継続しないとダメですね!

胎児の位置異常(逆子)の灸治療

前回、胎児の位置異常(逆子)について書きましたが、逆子の治療については「鍼灸説約」と言う古書に「婦人横産手出るを治す」と書いています。

その他いくつかの古書にも記載しています。

いろいろな治療を収録した「名家灸選」では左足の小指の先端に小麦大の灸三壮(三回)と書いています。

これは至陰穴(しいんけつ)を指しています。

私の経験では、この至陰穴(しいんけつ)は足の小指の外側であるため、靴を履いた時に擦れる可能性があります。

そういう訳で私は足首の少し上にある三陰交(さんいんこう)を使っています。

至陰穴(しいんけつ)と三陰交穴(さんいんこう)を比べると効果にはあまり違いはありません。

先日のNHK「ためしてガッテン」では三陰交穴(さんいんこう)を使って鍼での逆子の治療を紹介していましたね。

私は逆子の場合、主にお灸で治療しています。

そして逆子が戻ったあとは、自宅でお灸をしていただきます。

そうするとその後胎児も安定して出産を迎えることができるのです。

ためしてガッテン 逆子(さかご)

昨日のNHK放映の「ためしてガッテン 鍼治療SP」は、とても良い内容でした。

一般の方には鍼で逆子(さかご)が治ると言うのが衝撃的だったのではないでしょうか?

逆子の鍼灸治療は石野信安氏が逆子(さかご)に対して足首の上にある三陰交というツボにお灸をすことを論文紹介したことに始まる(それ以前の出典は調査中)。

今回の放映では鍼をして胎児が動くことが紹介されてましたが、鍼をするのは私も初めて見ました。

私のところではこれまでお灸で治療しています。

だいたい30週までなら9割治癒しています。

それ以上になると胎児が大きくなってくるので、治らない場合が増えてきます。

現代医学では逆子(さかご)の場合、帝王切開となることが多くなりますので、トライしてみる価値はあります。

http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20190220/index.html

別の頚部神経根症と思われる患者さん

今週に来院された頚部神経根症と思われる患者さんです。

はじめ、寝違いのような首から肩の痛みで始まりました。

その翌日から寝ていたり、座っていると首・肩・背中・上腕部に痛みが出てくるようになってきました。

来院する前日には痛みであまり寝られない状態でした。

身体を見ると首のところに筋緊張とともに指で押すと強い痛みを感ずるところがあります。

また、肩・背部にも筋の凝りがみられます。

首を右に捻じると首・肩・背中・上腕に痛みが感じられます。

治療は、頚部・肩部の反応の出ている箇所に鍼を行い、また、側頚部の神経の出口周囲にも鍼し、神経周囲の筋緊張をとるようにしました。

昨日で5回の治療でしたが、かなり症状が和らぎました。

プラス、寝る態勢も指導しました。

枕の高さの調整の仕方で、安眠できるかどうか、重要なポイントです。

眠ることができれば回復も早いです。

 

 

頚部神経根症(頸椎椎間板ヘルニア)の鍼灸治療

昨日、来院された患者さんですが、首から肩甲骨と左上肢の痛みを訴えてました。

左中指・薬指にもシビレがあります。以前患っていた頚部神経根症です。

過去にも3度、同じ症状で来院されてますが、いずれも鍼灸治療にて症状が緩解しています。

ひどい時には夜眠ることも難しい状態でした。

今回は、そこまで症状は強くなく、寝始めは痛いようですが、そのうち寝入って朝まで問題なく寝ています。

おおよそ数回の治療で5割方症状は和らぐでしょう。

原因は、加齢による椎間板のヘタリ(椎間板ヘルニア)や、椎骨の変形により神経が刺激されて起こります。

指が思うように動かない、歩行困難と言った頚髄症状が出ていなければ、鍼灸治療がお勧めです。

規則通り鍼灸治療を受けて行けば約1か月で症状は消失していくことでしょう。

早期から治療を開始すれば指のシビレも消えてしまうことは多々経験しています。

今後、どのように改善して行くか注目です。

慢性的なメニエール病に効果的だった鍼灸治療

先日から来院中の女性の患者さんです。

症状は「頭がフワフワする感じ」と「耳鳴り」です。

時に「気分が悪くなる」ことがあります。

耳鼻科ではメニエール病と診断されています。

約2年前に酷い「めまい」と「耳鳴り」と「吐き気」が起こったようです。

直ぐに内科を受診して耳鼻科を紹介されメニエール病と診断されました。

その後、服薬にて酷い状態はなくなったようですが、精神的に緊張すると「頭がフワフワする感じ」と「耳鳴り」が出て来るようです。

時には吐き気まではないようですが、気分が悪くなることもあったようです。

仕事での精神的ストレスと肉体疲労もあるようです。

「頚肩の凝り感」も強いようです。

身体の緊張をとるような全身調整と、内耳のリンパ液の循環促進を目的として、鍼治療を行うことに決定し治療を開始。

初回治療では、治療後から身体 特に頚肩部がスッキリしたようです。

3日後に次回来院したところ、「頭がフワフワする感じ」と「耳鳴り」は弱くなったようです。

その後数回治療を行っていますが、時折「頭がフワフワする感じ」と「耳鳴り」はあるものの、程度は軽いようで、あまり気になるほどではない感じです。

ただ、初発から時間が経過していることと、仕事でのストレスは変わらないことから、しばらくは定期的に治療を行い、様子を見ていく必要があります。

スマホ・シンドローム

ここ最近、耳にする言葉に「スマホ・シンドローム」と言うものがあります。

スマートフォンを利用することで引き起こされる不調を、総じて「スマホ・シンドローム」と言いますが、不自然な姿勢での長時間の使用により、肘・肩の痛み、首のコリ、眼精疲労、時には吐き気、頭痛に繋がると考えられます。

ある医療調査機関が行ったアンケートでは、20〜50代の実に93パーセントの方が「スマホ・シンドロームの可能性がある」と言う結果が出ています。

「スマホ・シンドローム」はスマートフォンを利用するすべての人に生じる可能性があります。2012年と2016年のスマートフォンのユーザー数と利用時間を比較すると、2016年では2012年に比べ、ユーザー数が145パーセント、利用時間は122パーセントとなり、スマートフォンが生活スタイルの一部となっている傾向が現れています。「特になにもすることがない時、とりあえずスマートフォン」といった、目的意識のない利用が増加し、今後もユーザー数・利用時間んの増加して行くものと予測されます。

 

スマホシンドロームが疑われる症状

  • 文字を書くと腕・手首・指が痛む
  • 常に眠い
  • 腕がだる重い
  • 目の疲れがとれない
  • 肩が上がりにくい
  • 目まい・頭痛等がある
  • 肘関節が痛い

 

上記は「スマホシンドローム」に含まれる症状の一つです。 このような症状は、医療機関での検査でも殆ど異常はみられないのが患者を悩ませる原因の一つになっています。

今やスマートフォンは現代人にとって、すでに欠かせない存在となっています。使用時間を制限すること自体が困難な人も多くいます。「スマホシンドローム」の治療には、スマートフォン・PCを使わないことが一番ですが、そのような生活スタイルはなかなか変えていくことはできません。「スマホシンドローム」をなくすのではなく、どのようにスマートフォンと付き合っていくかが重要です。

当院では、定期的な身体のケアでスマートフォン使用による諸症状を軽減させていただいております。また、症状がなくなった後も大事で、身体の疲れを感じ始めた時に鍼灸治療することで、症状の再発をおさえていきます。

 

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痛み・しびれが消えるまでの期間

腰椎脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニアを含め腰痛には、医療機関では鎮痛剤処方がなされるためか、鍼灸治療でも、1〜2回の施術で痛みを取れること安易に期待して来院される方は多い。

 

しかし、3ヶ月以上、中には1年以上も痛みが続いている場合、症状が慢性化しており、そういうわけにはいかない。

少なくとも、1か月ぐらいの継続的な治療は必要になってくる。

痛みの治療では、スピードが第一である。

だらだら治療をしていると、治療していても慢性期に入ってしまい、なかなか症状が和らぎにくいのを経験的に学んでいる。

痛みの程度は同じレベルが続いている場合、3ヶ月前に治療したのと、今から開始するのでは、症状が和らぐ期間は、3ヶ月前に開始した場合のほうが治療期間は短くなる。

 

なぜなら、慢性化した痛みでは、痛みによるストレスで、脳内で痛みが感じ易くなってくるからだ。

痛みを感じ続けると、血管収縮もあり、痛みの出ている周囲の筋緊張が起こり、それが更なる痛みの原因となる。

そういう痛みの負のサークル(痛みの循環)が出来上がるため、しつこい症状となる。

痛みがあれば早めの処置をお勧めする。

夏の疲れ

今年の北陸の夏は、とても暑い日が続きました。

それも7月初めに梅雨明けし、その後8月末の現在まで続いています。

クーラーは体を冷やすから嫌だと言っても、この暑さではクーラーに助けていただかなくてはなりません。

また冷たい物も取らないとやってられません。

 

さて、夏の疲れについてですが、実際に疲れが出て来るのは、涼しくなってくるこれからです。

暑い間、外界の熱に対応するために、自律神経はフル稼働しています。

涼しくなってきた9月〜10月にかけて、身体のだるさ 眠られない 頭痛 食欲の低下 めまい ・・・・・ 様々な症状が現れます。

また、夏場に冷やした影響で、腰痛 肩凝り 頚肩の痛み 神経痛が出てきます。

 

涼しくなってくると暑さも終わったと一安心しますが、身体はこれからだと思ってください。

 

冷たい物をとったら、その後 15分間たって温かい物を取りましょう!

慢性閉塞性肺疾患(COPD)に鍼灸がかなり有効

今回、全日本鍼灸学会大阪大会での講演でなるほどと感じたのは慢性閉塞性肺疾患に対する鍼灸治療である。

この疾患は、近年の高齢化とともに急増している疾患で、時に命にかかわることもある。

原因の1位は長年の喫煙。

長年の喫煙により気管支・肺が十分に働かなくなるわけですね。

結果、息切れ・呼吸ができなくなる。

そのような労作時の息切れを鍼灸は改善させるわけです。

息切れが起こるときには、病状もかかり進んでいます。

やはり喫煙は早くやめるできですね。

 

椎間板ヘルニアなのかなぁ?

GW前に、下腿外側と臀部の強い痛みを訴えて来院された方がいる。

痛みは4月初めに出てきたそうだが、整形外科での鎮痛剤・ブロック注射でも改善しなかったそうだ。

整形外科でのMRI撮影では、下位腰椎の椎間板ヘルニアとのことだった。

しかし、初回の鍼治療で、痛みがかなり和らぎ、夜間もぐっすり寝ることができた。

その後も、若干痛みは強くなったり、弱くなったりしているが、初診時のような強い痛みはない。

はたして、腰椎椎間板ヘルニアによる痛みが、こんなにも急激に痛みが和らぐのだろうか?

そのうえ、当院が休診していたGW中に、車で遠出までしている。

痛みは改善しているから結構なのだが、MRIの画像が原因ではないと思われる。

全日本シニアバドミントン大会へのボランティア施術

先日、金沢市で開催された全日本シニアバドミントン大会(11月18日〜20日)へ施術ボランティアTeamGTJとして参加してきました。

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大会三日間、沢山の選手の方々を施術し、充実したものとなりました。

また、大会期間中、他の先生方の施術も見せていただき、勉強にもなりました。

来年も是非とも参加したいと思っています。

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ファシアスリックテクニック(グラストンテクニック)の効果は早い!

先日、高校の部活をしている生徒さんですが、部活中に足関節を捻挫を起こしたようです。

捻挫を起こしてから3日目ほどです。

足関節内側部の三角靭帯部に腫れがみられます。

軽く触ると痛みもあります。

0番鍼で置鍼したのちグラストンテクニックで靭帯部のむくみを取るように処置しておきました。

帰るときはまだ足を引きずるような歩き方をしていました。

 

翌日来院するともう普通に歩いています。

患部の腫れっぽい感じほほとんどなくなっています。

足関節をいろいろな方向に動かしても痛みはないようです。

あらためてグラストンテクニックの即効性を実感しました。

 

これが1か月も、2ケ月も経ってしまうと、時間がかかってしまいます。

過去に何度か、時間の経った捻挫の患者さんを診させていただいたことがありますが、思った以上に時間がかかりました。

患者さんのこれぐらいの痛みだからすぐ直るだろうという先入観があるのでしょうね。

痛みの程度ではないのです、発症してから早ければ早いほど効果の出るのも早いです。

痛みを取るにはタイミングが必要だということです。

交通事故の鍼灸治療では医師の同意はいらない

ここ2〜3年、交通事故で鍼灸治療を受けたいと、保険会社にお伝えすると

「お医者さんの了解、同意を得てください。」

と、言われます。

数年前までは、鍼灸治療を受けたい場合、医師の同意はなくても認められていたのです。

なぜ、鍼灸治療に医師の同意を求められるのか?

 

ご存じのように交通事故では、自動車損害賠償責任保険(以下自賠責と略します)での支払いになります。

この自賠責は、管轄が厚生労働省ではなく、国土交通省・金融庁なのです。

そして国土交通省・金融庁の通達文には、鍼灸・マッサージも認められて治療として記載されています。

そして、医師の同意が必要とは書いていないのです。

 

「自動車損害賠償責任保険の保険金等及び自動車損害賠償責任共済の共済金等の支払基準

 

「自動車損害賠責保障法及び自動車損害賠償責任再保険特別会計の一部を改正する法律の施行等に伴う政令、省令及び関係通達等の制定及び改正並びに支払い基準の制定に関するパブリックコメントの結果について」

 

上記、法律や通達で詳しく書いています。

ですから保険会社の担当の方がなんと言われようと、お医者さんの了解を得ずとも鍼灸治療はできるのです。

その辺りをよくご理解ください。

 

 

痛みには筋の凝りを取ることが重要である

腰椎椎間板ヘルニアであれ、脊柱管狭窄症、膝関節痛、肩関節炎であれ、どこかに障害があると、痛みで周囲の筋肉に収縮緊張が起こります(それは痛みで交感神経優位になるため)。

 

そのような筋肉の収縮緊張は血液循環を妨げ、よって筋肉内への酸素供給が阻害され、老廃物質の排出が妨げられます。

 

そのような状態が続くと、筋肉に凝り(硬結)ができ、痛みのトリガー(引き金点)に変化します。

障害によって起こった痛みをトリガーはさらに増幅します。

 

元々の腰椎椎間板ヘルニアや腰痛症の治療も大切ですが、まずはそこに出来上がった筋肉の凝り(硬結)を取り除く、あるいは小さくすることは、今ある痛みを取るためには一番大切になります。

 

それも早く処置し取り除くことです。

 

「この痛みは放っておけばいずれ治るだろう」というのは、甘く見過ぎです。

 

痛みは長引けば、長引くほど取れづらくなります。

 

なぜ取りづらくなるのかは、以前書いた「慢性疼痛について」を読んでいただくと良いかと思います。

 

長期に痛みを放置した最悪のパターンが線維筋痛症でしょう。

 

痛みの循環サークルから抜け出せない状態になっているのです。

 

火は早めの消火が大事です!


残雪のコット谷から大日岳へ

昨日(2017年5月14日)は、早月川支流の小又川からコット谷を上り詰め、大日岳へ行ってきました。

何故なら、お手軽に上がれる称名平からの遊歩道がまだ通行止めだから。

初めてのルートはいつも不安と好奇心でイッパイです!

 

先ずは、林道歩きです。

もう少し早い時期だと河原に雪がタップリあり、川伝いに行けるのですが、ちょっと遅かったです。

 

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途中、土砂崩れや雪の斜面もあり、注意しながらの林道歩きです。

 

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徐々に、河原に降りていきます。

問題は、どこで向こう岸へ渡るかです、内心ドキドキ!

 

どうにか渡渉場所を探し出し、川を渡りました、ホッと。

 

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向こう岸に渡れば、あとはコット谷を登ります。

ここも急登です。

アイゼン、ストックをフル稼働して登ります。

暑いです。

 

 

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登り詰めたら、ここから大日岳へ目指します。

 

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途中、何度となく剣岳がお迎えしてくれました。

 

 

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とうとう山頂が見えてきました、近くに見えていてまだまだ長いです(汗)。

遠目には緩やかに見えますが、結構劇坂です、ハアハア言いながら登りました。

 

 

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やっと、山頂です。

ここまでスタートから約6時間。

達成感は言いようがありません。

 

 

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山頂からの剣岳です すごいキレイです!

 

 

山頂からの絶景を堪能したら帰ります。

 

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帰りの雪庇です。

落ちたら終わり、一気に1000mの落下でしょう。

あまり右側には寄れません、コワー!

 

 

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ガスも上がってきて、帰りは注意しながら下山しました。

途中、川を渡渉する場所を探すのに約1時間ロスしましたが、夕方5時にはスタート地点へ戻りました。

この日は久しぶりに雪山を堪能しました。

やっぱり、雪はイイです!

慢性疼痛について

慢性疼痛とは、「3ヶ月以上続く、または急性の組織損傷が回復したあと1ヶ月以上経過しても持続する痛み」を言います。

日本神経治療学会の「標準的神経治療 慢性疼痛」によれば、「急性疼痛とは、突然の病気・怪我などによって起こる痛みであり、原因の治癒とともに短期間に消失する。それに対して慢性疼痛は、1〜3ヶ月以上も痛みが続くもので、原因となる病気・怪我が治ったあとも痛みが残っている。また、原因がはっきりと分からない痛みもある。」ということになっています。

つまり、身体のどこかに傷がつき、それがいつまでも続く痛みの原因になると言うことです。これは、明らかな発症原因の分かる損傷ばかりとは言えません。

例えば、日本人の愁訴の上位にあげられるものに肩凝り・腰痛がありますが、これも無理のかかる姿勢を取り続けることによって筋肉に微細な傷がつきます。何気ない毎日の動作が筋肉を傷つけ、それが長期に亘るしつこい痛み・不快な症状を起こしているわけです。

また仕事やスポーツでの筋肉・靭帯・腱鞘の使い過ぎも炎症を引き起こし慢性疼痛の原因となります。

ここで慢性疼痛が問題になるのは、急性疼痛とは痛みの起こるシステムが異なるということです。

長く痛みを感じ続けることによって、脳が興奮状態となり、筋肉の緊張を引き起こして痛みが取れにくくなってくるということです。

 

 


筋や靭帯や神経に傷がつく


脳に信号が伝わる


脳が過敏となり、交感神経興奮・アドレナリン分泌が起こる


傷ついた部位の周囲の筋が収縮する

血流が阻害される


筋に硬結ができる


違和感・痛みが続く


脳に痛みの信号は持続的に入り、脳が過敏状態になる
  痛みを感じやすくなる
  脳から痛みの信号が出続ける

 

痛みの正体は?

腰椎椎間板ヘルニア・腰椎すべり症・脊柱管狭窄症の診断だったと当院に来院される方は多いですが、その症状が本当に腰椎椎間板ヘルニア・腰椎すべり症・脊柱管狭窄症による症状かどうかと、疑問に思うことはよくあります。

整形外科ではレントゲンやMRIの画像しかみません。

画像で異常があればそれを原因であると決めつけますが、画像に異常がないと「何ででしょうね?」とか「異常ありませんね」と言われます。

あとは鎮痛剤と湿布薬で様子見です。

原因が分からないのに薬を処方するのも不思議です(笑)。

腰椎椎間板ヘルニア・腰椎すべり症・脊柱管狭窄症 それぞれが原因である症状もありますが、そうでない場合も多くあります。

鍼をしたりマッサージしても椎間板の突出や骨のズレは治りませんが、症状が消えたり軽くなったりすることが日常茶飯事です。

私が処置しているものは、筋肉の凝りや硬結です。

その硬くなった筋繊維を柔らかくなるように鍼灸し、そしてファシアスリックテクニック(グラストンテクニック)や徒手によるマッサージでほぐしていきます。

すると痛みが改善していきます。

なぜ、痛みがなくなっていくのでしょうか?

お分かりのように、この筋肉上の凝りや硬結が痛みの原因になっているからなのです。

そしてその痛みの出方にはそれぞれに筋肉にパターンがあります。

そのパターン化されたものがトリガーポイントです。

私は、パターンから判断し、原因となる筋肉・硬結部位を追求し治療していきます。

前脛骨筋のトリガーポイントの鍼で痺れが改善

先日から治療中の方の症状ですが

左側足の甲から拇指先にかけて痺れ(シビレ)があるそうです。

その話を聞いた時、

あっ そうそう それは前脛骨筋のTP(トリガーポイント)じゃないか!と。

ほぼ一日立ち仕事ですし、足への負担は相当なものです。

特に支持足の左側は常に体重がかかっています。

 

一般に足の先の痺れと言うと椎間板ヘルニアなどの腰椎疾患を連想しますが、意外と下肢の筋肉にできたトリガーポイントからの連関痛であることも多いのです。

 

実際にこの方の前スネを触るとかなりコリコリした状態でした。

前脛骨筋のコリコリしたエリアに数ヶ所、鍼をすると、ズーンとした響きが足の拇指まで伝わりました。

 

トリガーポイントの書籍では、一点だけが示されていますが、ほとんど場合、一点だけで効くことは希です。

トリガーポイントというよりトリガーエリアと言ったほうがいいのかもしれません。

それとテクニックと深さも重要な点です。

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うまく、トリガーとなっている筋繊維を摘み、貫通さす必要があります。

 

この患者さんですが、治療翌日には痺れはかなり和らいでいましたが、2日ほど経つと戻っていました。

慢性的な症状のケースでは、繰り返し治療する必要があります。

なぜなら、頭の中で 痛みの学習ができているためです。

そこが急性症状と慢性症状の違いです。

早期に痛みのシグナルを断ち切ることが、痛みから解放されるコツです。

 

 

 

 

 

 

 

 

マラソンレースでの鎮痛剤の服用は要注意!

ランニングを続けていると膝や腰などいろいろな場所に痛みが出てきて困ることがあります。

特に長年レースを目指して走っている方では慢性的に痛みに悩まされています。

痛いながらも練習をしてきて、さてレースとなったとき、藁をもすがるように鎮痛剤のお世話になる方は多いかと思います。

しかし、特にフルマラソンのような過酷なレースでの鎮痛剤服用はとても危険なことがわかってきました。

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載されている論文には、ランレースでの鎮痛剤服用で心臓循環器系・消化器・腎臓で有害事象が起こることが載っているそうです。

詳しいことは泌尿科医の奥井識仁先生が下記で紹介しております。

消化器のけいれん、レース後の心臓血管系の問題、レース中の心臓血管系の問題、消化管出血、血尿

http://mainichi.jp/premier/health/articles/20170213/med/00m/010/003000c

 

肩関節痛の鍼灸治療

先日より肩の痛みで来院されている患者さんです。

昨年秋ごろより右腕を動かすと肩関節に痛みを感ずることが多くなり、今年に入って少し力を入れるとその後ズキズキと痛むようになってきたようです。

ここ最近は起きていても寝ていてもズシーンと鈍痛があるようです。

整形外科にて注射(何の注射か不明?たぶん鎮痛剤か)をしたが変化がありませんでした。

注射後、注射痕が数日傷んだようです。

当院にて診たところ、前方挙上、外転(横から腕を水平に挙げる)、外内旋(捻じり)にて痛みによる可動制限がありました。

肩関節に触って熱感はありませんでしたが、やや見た目は腫れぼったい感じがありました。

腱板炎と推察し、首から肩ならびに肩関節周囲の筋緊張を緩めることと肩関節の消炎を目的に約1週間連続で鍼灸施術を行いました。

第一回施術後、翌日にはズキズキする痛みの頻度が減りました。

その後も施術する度に痛みの度合いも減っていき、1週間もすると前方挙上はほぼ支障なく行えるようになってきました。外転は水平までくると痛みはまだあるようですが、初診時より挙がり易くなり可動範囲も広がっています。

捻じりは、ズボンの後ろポケットに手を持って行けるぐらいまで改善しています(初診時には服の着脱はやっと行っていました)。

関節の可動制限がなくなるにはもう少しかかるようです。

目の疲れ

最近、眼が重いと感じたことはありませんか?

若い頃はそう感ずることもなかったかもしれませんが、40代半ばよりちょくちょく感ずるようになってきます。

ちょうど老眼が始まったころです。

段々、眼の調節が上手く行かなくなってくるわけです。

 

グラストンテクニックは筋肉の痛みばかりが取り上げられますが

意外とこの目の疲れ・違和感に効果があります。

前額部を中心に施術することで眼がスッキリします。

 

また眼の疲れている方は首の凝りも往々にして酷いものです。

首肩の凝りを取る鍼施術と併せて行うと効果的です。

 

ファシアスリックテクニックのファシアとは?

 

ファシアスリックテクニック(FaST)の対象は、英語でfaciaと呼ばれるモノです。

筋肉を覆う筋膜だけでなく、靱帯・骨膜・腹膜など膠原繊維(コラーゲン)で作られた膜に作用します。

ですから骨膜炎であるシンスプリントにも効果がありますし、疲労骨折などでも治癒期間が短くなります。

膝周りや足首周りなどに痛み・違和感があるとき、骨膜の乱れや浮腫が原因となっていることは良くあります。

膝下の内側(脛骨内側)を軽く撫でると、かなり過敏になっています。

そのような場合、ファシアスリックテクニックのインストゥルメントで施術すると痛みが徐々に消えてきます。

突発的な筋肉痛

今日、たまに治療に来院するブラジル人の男性が急な筋肉痛で治療に来ました。

朝、体勢を崩した時に背中に痛みが走り

それ以来痛みが続いているようです。

 

立った状態で背中を見ると少し盛り上がっている箇所を見つけました。

指で探ると痛みを感じるようです。

うつ伏せになって頂き、まずはポイント数カ所に置鍼をしておきました。

鍼を抜いたあと動いて頂くと半分ぐらいに痛みが和らいだようです。

それから痛みの出る姿勢をとっていただいてグラストンテクニックで筋膜の動きを良くしました。

帰る時には痛みはゼロ!

本人も驚いてました。

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