筋肉内にできたトリガーポイントが痛みの原因に!

いろいろと検査したが、ハッキリとした原因が判らず痛み・シビレがあることがあります。その原因の一つとしてトリガーポイントというものがあります。

 

レントゲン・MRIの画像上はなんら問題がないのに、臀部・下肢に痛み・痺れが起こることがあります。その原因はトリガーポイントによるものでしょう。

トリガーポイントは、東洋医学でのツボ(経穴)と一致している場合が多いのですが、多分筋肉内・筋膜上に出来た凝りのような物でしょう。

触るとコリコリとしたものが出来ており、そこを摘んだり押すと患者さんが訴えている症状と同じ症状が出ることが多いです。このコリコリとしたものは、労働や運動など筋肉を無理に使うことによって出来上がります。また長時間圧迫されることによっても出来上がります。

 

症状は椎間板ヘルニアのように激しいものから、軽い鈍痛のようなものまで、様々です。しかし、椎間板ヘルニアの項目でお伝えした、筋力低下や腱反射低下、SLRテスト陽性などはありません。

 

そのトリガーポイントに上手く鍼をすると、筋肉に強い収縮が起こったり、症状と同じ痛みが瞬間起こります。

 

その後、数回治療することで、不思議なくらいに症状が消えていきます。

 

このトリガーポイントは全身の筋肉に起こりますので、様々な症状の原因になります。背中の痛みであったり、頭痛、胸痛、顔面の痛みなどです。

 

このようなトリガーポイントにはは良く効きますが、それにはトリガーポイントを上手く見つける経験と知識が必要になります。

 

  • S.Aさんのケース(左臀部・下肢の痛み):約1年前よりウォーキングを始めるようになってから徐々に臀部から大腿部・下腿部に痛みを感ずるようになって きた。3ヶ月前より痛みが強くなり、仕事に集中できなくなり休職した。整形外科でMRI撮影すると軽度の椎間板変性が見られるが、原因とは考えにくいとの ことであった。別の整形外科を受診すると、そこではトリガーポイント注射をやっているらしく、暫く通院することになった。注射はS.Aさんの痛いと言う箇 所に広範囲に何カ所も注射をしていく方法である。1ヶ月通院したが、かえって痛みが強くなっていくばかりである。トリガーポイント注射を断念し、当院を受 診。当初は立っている時だけ痛かったが、最近は姿勢に関係なくずっと痛いらしい。夜間も痛く、睡眠薬と鎮痛剤でどうにかしのいでいる。下腿にも圧痛はある が、腰部・臀部に圧痛が何カ所かあり、そのうちの何点かは押さえると下肢に痛みを起こす。腰部・臀部を中心に数点に鍼をし、10分間置鍼した。連日治療し たところ、1週間ぐらいから痛みが急激に和らぎ、夜間の痛みも消え睡眠薬がいらなくなってきた。1ヶ月もすると日常生活ではほとんど支障がなくなり、2ヶ 月後復職した。

筋肉の異常緊張・凝りが痛みの引き金に!

レントゲン・MRI撮影を行っても異常なく、それでも腰や足が痛い場合があります。このようなことは、私が患者さんを見ていて良く遭遇することです。

上で説明したトリガーポイントが原因のこともありますが、それ以外にも筋肉の凝り・緊張が神経を締め付けて坐骨神経痛上肢神経痛が起こります。トリガーポイントの特徴である放散する痛みはありませんが、独特な筋肉の凝りがあります。

症状は様々です。座っていたり、立っていたり出来ないほどの痛みのこともあります。かと思えば軽い鈍痛のようなこともあります。原因となる筋肉の緊張部位にをすると面白いように症状が楽になります。原因となっている部位は痛みの近くにあることもありますし、少し離れていることもあります。

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

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