今回は頸椎椎間板ヘルニアが原因で背中と腕が痛く寝られなかったのが 、鍼施術で症状が軽減したHさんの事例を報告します。
Hさん:50歳 男性 事務職
主訴:左側肩と背中、左上肢の強い痛み
昨年秋ごろより左側首肩に寝違いのような痛みが続いていた。そんなに強い症状ではなかったのでそのまま様子を見ていたが、2月に入ったある日、起床すると強い寝違えの痛みに変わり、その二日後から背中から肘ぐらいにかけて強く痛くなり、痛みで眠られなくなった。日中も痛みが強く仕事に支障が出るようになってきた。整形外科で頚部のMRI撮影を行うと、首の2か所に椎間板の軽い飛び出しがあると言われた。手術するほどの突出ではないとの診断だった。暫くリリカを処方され様子を見ていたがあまり痛みに変化はなかった。
頚部の低周波鍼通電と、肩背部・上肢の置鍼、 20回
施術開始はじめの頃は施術後痛みが少し和らぎましたが、すぐに戻りました。施術が10回を過ぎるころから症状の戻りも少なくなり、徐々に痛みが和らいできました。
特に痛みで眠られないことが困ったことでしたが、これも枕の高さを調整するようにアドバイスし工夫をしたところ幾分か眠られるようになって来ました。日中の仕事中も辛い痛みが続きましたが、徐々に回復し、軽い凝り感ぐらいに改善しました。
Hさんの痛みは、明らかに頚部から出た神経が刺激されて出ているものでした。首を傾けたり反らしたりすると神経の出口が狭くなり神経を刺激しやすいのですが、こう言った姿勢で症状が強くなりました。治療は、鍼施術により神経根周囲の血流改善から消炎されることを目的に頚部への低周波鍼通電を、また肩背部・上腕の筋緊張緩和を目的に置鍼を行いました。
神経の炎症による痛みは施術後すぐには改善しませんが、施術を継続することで症状が改善していきます。
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