膝関節半月板損傷の症例

膝関節の半月板損傷による関節痛が、鍼灸施術と筋膜リリースで症状がなくなったIさんの事例を報告します。

  • 事例

Iさん:46歳 女性 会社員

主訴:右側膝関節内側の痛み

 20代の頃よりテニスをしているが、3ヶ月前にプレー中にボールを打った際に右膝内側に痛みを感じた。その直後、歩くと痛みがあり、少し曲げると痛い。

整形外科を受診しMRI撮影にて半月板損傷を指摘された。痛み止めと湿布薬が処方され、週1回の頻度で通院してヒアルロン酸の注射を受けていた。最初の頃より痛みは減ったが、歩行時痛はあり、深く曲げると痛みがある。また動き過ぎると関節が腫れて来る。最近は膝の後ろ側にも痛みを感ずる。

膝関節は少し熱感があり炎症がまだ残っていることがうかがえる。関節可動域は深く曲げた時と完全伸展時に少し痛みとやや制限がある。

  • 施術と結果

膝関節の消炎と筋緊張緩和を目的とした鍼灸施術 

大腿部・下腿部に筋膜リリース(ファシアスリックテクニック)

また、暫くテニスや運動をお休みしていただくことをお願いした。

膝関節のエクササイズを指導し自宅でも積極的に関節可動域獲得のための運動をお願いした。

初回の施術では症状にはあまり変化は見られませんでしたが、数回施術したころから歩行時痛はやわらぎ、8回目の施術時にはある程度曲げても痛みを感じなくなりました。日常生活では殆ど問題ないレベルまで回復しました。

  • 治療方針と考察

Iさんの膝関節痛は、発症直後は半月板損傷が原因していたのですが、その後は痛みを庇うようにあまり動かさなかったこともあり、関節周囲の筋・筋膜が硬くなり関節の動きが悪くなっていました。

膝関節の周囲には筋・筋膜・靭帯など軟部組織が関節を支えています。その部分が硬くなることで関節の可動域に影響が及んだり、痛みの原因になっています。

膝を深く曲げたり、伸ばしたりしても内側には痛みはあまりなく、半月板の影響はないようでした。

鍼灸施術により膝関節周囲の筋緊張が緩み、痛みと動きが良くなったと推察します。

また消炎効果を求めて施術したことで徐々に炎症も和らいできたようです。

膝関節周囲の筋・筋膜にに筋膜リリースを行い、筋膜の動きをよくしたことで膝関節の動きが良くなりました。深く曲げてもツッパリ感がなくなりました。



 

年齢を考えると膝関節の軟骨・筋等の老化も考えられ、今後もあまり無理をすると同じ症状が出て来る可能性があります。

それを予防するためにも症状がなくなった後に定期的に施術されると、自宅でのエクササイズをお勧めしました。

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