今回は雪かきが原因と思われる右肩関節痛が、鍼灸施術と筋膜リリースで症状がなくなったHさんの事例を報告します。
Hさん:58歳 男性 工員
主訴:右側肩関節痛・右側肩甲間部の痛み
以前より慢性的に右側肩甲間部の凝り感があり、日によって強くなったり弱くなったりしている。時には寝ていて痛むこともある。先日の大雪でまら2日間雪かきをした。途中から右肩関節に違和感を感じていたが、3日目は腕を挙げると痛みがあり、十分挙げることが出来なくなっていた。腕を動かさなくてもズーンとした鈍痛があり、動かせば右肩関節に痛みがある。また夜間痛もある。
頚肩部・背部・肩関節周囲への鍼術 7回
肩関節周囲の圧痛の強い場所に施灸 7回
肩甲間部・肩甲部に筋膜リリース(ファシアスリックテクニック) 7回
1回目の施術後、背部肩甲間部の鈍痛・凝り感が和らいだ。
4回目来院時には肩関節を動かしても痛みが弱くなっていた。
6回目来院時には肩甲間部の違和感もなくなり、肩関節は腕を挙げても違和感を感ずる程度まで回復していた。
8回目来院時には肩関節・肩甲間部ともに違和感もなくなっていた。
Hさんの肩関節痛は、少し可動制限があるものの、ある程度自力で腕を挙げられるほどでした。急激な肩関節の使用で、筋・筋膜等に炎症が起こったものと判断しました。
肩甲間部の凝り感・鈍痛は、長年の力仕事の疲労が蓄積し肩甲骨の動きが悪くなっていたのが原因ではないかと判断しました。
肩関節の動く角度の三分の一は肩甲骨の動きです。
肩甲骨の動きが悪くなれば肩関節そのものに負担がかかるようになって来ます。
スポーツ競技でも肩甲骨の動きを強調しているのはそう言いうことです、肩甲骨が動くようになると故障も起きにくくパフォーマンスも上がってくるわけです。
鍼灸施術により肩関節部・肩甲間部の筋緊張が緩み、痛みと動きが良くなったと推察します。
肩甲骨周囲に筋膜リリースを行い、筋膜の動きをよくしたことで肩関節の動きが良くなりました。
肩関節周辺と肩甲間部両方の動きが良くなって痛みが和らいだと推察します。
年齢を考えると肩関節の軟骨・筋等の老化も考えられ、今後も無理をすると痛みが出て来る可能性があります。
それを予防するためにも症状がなくなった後に定期的に施術されると良いことを説明させていただきました。
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