今回は、1回の施術で劇的改善した膝関節痛のSさんの事例を報告します。
Sさん:71歳 男性 退職中
主訴:右膝関節の痛み(特に内側)
以前より右側膝関節内側に痛みを感じていたが一ヶ月前から急に痛みが強くなり、歩行時に痛む。また膝を深く曲げると痛みがある。特に階段を降りる際には強く痛む。ここ数年パークゴルフを一生懸命やっているので、それが原因かなあとも思う。I病院整形外科を受診しレントゲン撮影を行ったが異常はなく、注射をした。主治医からは痛かったらまた来てくださいと言われたが、痛みに変化がなく、効果がないのに注射を打つのには
右側膝関節内側の圧痛部と関節周囲の筋緊張が強い部に置鍼術と圧痛部にゴマ粒大の施灸 1回
1回の鍼施術の結果、痛みが8から1へと下がりました。
歩行時の痛みが施術後から消えました。
Sさんの待合室からベッドまで歩く様子を見ていたが明らかに足を引きずる感じである。ベッド上に寝ていただき膝関節を見ると熱感も腫脹もない。やや内側のハムストリングか内側側副靭帯と思われる箇所に腫れっぽい感じがあり、指で軽く触って膝関節周囲で圧痛を探していると、ちょうど先ほどの腫れっぽい箇所と一致して強い圧痛がある。深く屈曲した時と、膝関節90度屈曲にて外旋させると強い痛みを感ずる。半月板損傷でみられるマクマレーテストでは痛みの誘発はなかった。
以上のことから関節そのものには炎症はなく、圧痛部位や痛みを感じる膝の動き等から考えると内側側副靭帯の軽度の炎症と考えられます。
鍼治療の効果については、圧痛のある部位に置鍼術と施灸を加えることで即効的に筋・筋膜の緊張が緩んだと考察しました。
Sさんには痛みの原因をできるだけ詳しく説明しました。また、施術から治癒までの期間も提示しました。Sさんは整形外科では異常がないと言われたのに痛みがあることへの不安と、異常がないのに注射を繰り返すことへの疑問がありました。 整形外科等を受診しても異常がないですよと言われても、実際に痛みがあるのになぁと言うことは、よくあります。そういった点には患者さんも不安と不満を感じています。
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