今回は転倒により腰を捻じって筋肉・筋膜を傷めたのが原因と考えられる腰の痛みが鍼施術で10から3に変化したMさんの事例を報告します。
Mさん:52歳 男性 事務職
主訴:両側の腰の痛み(特に外側)
約10日前に梯子から転倒し、その際に尻餅をついて臀部を打った。その直後から腰に痛みが出てきて、曲げ伸ばしをすると痛むようになった。特に胡坐をかくと痛くてできない。
低周波鍼通電 3回
3回の鍼施術の結果、痛みが10から3へと下がりました。
運転中に違和感・鈍痛を感ずる程度まで改善しています。
Mさんから受傷状況を聞きましたが、腰は打ってはいないこと(打った臀部は今は痛くない)、身体を少し前屈すると腰が痛いこと、腰椎を強く巧打しても痛くないこと(巧打した際に痛みがあると腰椎を骨折したり傷めていることがある)、痛みの部位が外側にあり腰椎からの痛みではないことから、転倒の際に腰を捻じって筋肉・筋膜を傷めたと考えられます。
鍼治療の効果については、炎症部分に分布する神経を鍼通電によって刺激して周囲の組織の血流を改善させて炎症反応を促進させることで得られたと考察します。
また、腰の痛みの原因についてYさんにしっかりと説明して納得頂けたことも良かったと思います。痛みは不安によって大きくなることが知られていますが、
不安が大きくなると、私たちにもともと備わっている下行性抑制系という痛みを小さくする働きが作動しなくなり、痛みを感じやすくなるとされています。
腰の痛みに対する鍼施術によって患部の血流が良くなり痛みが小さくなった上にご自分の痛みについて納得され、下行性抑制系が正常化したことが治療効果を生み出したと考えられます。
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