両側臀部から大腿部への痛み(腰椎脊柱管狭窄症?)

主訴:両側の臀部から大腿部への痛み、眠られない

先日、拝見した女性の患者さんですが、2月ごろから徐々に痛みが出てきました。
3月に整形外科を受診しレントゲン撮影にて腰椎脊柱管狭窄症棘診断されました。
リリカ(ここ最近出てきた神経修復を目的とした鎮痛剤)が処方されましたが、目眩(めまい)が出てきて服薬が難しくなっていました。
服用中止後もしばらく目眩は続き脳神経外科にて脳のMRI撮影を行いましたが異常はありませんでした。
その後は別の鎮痛剤でを服用し、同時に整体にも通っていましたが痛みに変化はなかったようです。
生活状況は、ここ3年ほどは夫の介護に時間がとられ、また家庭内での家族の洗濯、ご飯用意をしなければならなく、心身ともに負担がかかっていたようです。

腰椎脊柱管狭窄狭窄症の特徴は、歩くと徐々に下肢の痛み・痺れが強くなっていき歩くのが困難になることです。
この病気では背骨内の神経の通り道が加齢により狭くなり、歩行で下肢へ向かう神経への圧迫刺激が強くなって来るわけです(歩行時は腰椎が捻れることで骨盤が前後に動き歩くことが可能になっています)。
ところがこの患者さんでは歩行によって痛み・痺れが強くなることはありません。
またレントゲン撮影だけで終了しております(レントゲン撮影では神経の通り道は分かりません。あくまで年齢と下肢の痛みという事での推察診断でしょう)。
ではこの痛みの原因はということですが、腰部から痛みの放散でしょう。
また、眠られないことからも伺えるように精神的にもかなりまいっており、脳の過緊張により痛みを感じ易くなっていると考えます。

慢性痛は、その殆どがこのような脳が過緊張していることによって、レベル13の強さの痛みがレベル57あるいは8へと増幅されて感じていると思われます。
もともとのご本人の性格や、過去の経験からのトラウマによって起こっているのかもしれません。
仕事や家庭内でのストレスばかりではありません。過去に経験した強い痛みに戻ってしまうのではないかと言う不安、下肢の痛みや腰痛で歩けなくなるのではないかと言う不安、いつまでこの痛みと付き合わなければならないのかと言う不安、そのような気持ちが痛みの部位に強く意識を集中してしまっているわけです。
結局、痛みを感じているのは脳なのです。

当院では患者さんと痛みの原因を探りながら、鍼灸・ファシアスリックテクニック(筋膜リリース)によって痛みを取り除いて行きます。
長く痛みに悩まされている方はどうぞご相談ください。

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