先日、富山市で行われた全日本鍼灸学会中部支部学術集会に参加してきました。
一般講演も聞き応えのある演題でしたが、教育講演2の戸ヶ崎正男先生「任督脈を用いた全体調整」は大変興味のある内容でした。
内科的な症状では任脈上の経穴で、整形外科的な症状(たとえば腰痛・肩の痛みなど)は督脈を使って治療するものです。
身体にはいくつもの経絡(ツボの流れ)があるのですが、その中で任脈と督脈は全ての経絡をコントロールするわけです。
その任脈・督脈を整えると全ての経絡のアンバランスが解消され症状が無くなると言うわけです。
任脈は腹側の正中を、督脈は背中側の正中(背骨上)を通ります。
さらに戸ヶ崎先生は根本的な体質を変えるうえでも此の任脈・督脈を重要視しています。先生は主に督脈上の圧痛・陥凹(へこみ)を探り、そこへお灸をしています。
実技でも棒灸と直接灸を使い即席モデルの症状を取っていました。
私も任脈・督脈の反応を見てお灸をすることが多いです。当院では腰・肩・膝等の痛みを扱うことが多く、督脈へのお灸が多いですね。
背骨上を指でさすると、反応が良くわかります。その反応も人それぞれで面白いです。反応の出ているところはスッと手が止まり「ココだぁ!」と直ぐ分かります。
そういったところを指先で探ると痛いことも良くあります。患者さんは、「骨の上だから痛いんだろう?」と仰いますが、そうではありません。正常な場合は痛みはないんですね。
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