頸椎椎間板ヘルニアには2つのタイプがあります。一つは神経根圧迫型、もう一つは脊髄圧迫型です。鍼灸治療が適応となるのは神経根圧迫型です。
脊髄圧迫型は早急に手術の必要があります。神経根圧迫型は頚・肩・腕の痛みと痺れ(シビレ)だけですが、脊髄圧迫型では、手が思うように動かない、上手く歩けないと言った運動系の障害も出て来ます。
ナチュラルスパーリングテストとは、首を痛みのある方向に向け、首を後に反らせた時に、痛み・痺れが強くなるかを見ます。
この姿勢では首から出る神経(頚神経)の出口が狭くなり、炎症を起こし腫れている神経を刺激し易くなります。この状態で痛み・痺れが強くなる場合、陽性とします。陽性では明らかに首に痛み・痺れの原因があることが判断できます。
頸椎椎間板ヘルニアでも、腕・手にジンジンする感覚とともに、知覚鈍麻が起こります。
知覚鈍麻とは触った感じが鈍くなることです。頸椎椎間板ヘルニアの診断にも、この知覚鈍麻が重要になります。知覚鈍麻の部位によってヘルニアの位置・神経炎を起こしている神経の高さが分かります。
この神経の高さとMRIの画像が一致して、椎間板ヘルニアと診断できるのです。 神経根圧迫型では、手全体の感覚が鈍くなることはありません。
第5頚神経(C5)が侵された場合、上腕の外側に知覚鈍麻が出て来ます。第6頚神経(C6)では親指に、第7頚神経(C7)では人差しと中指に、第8頚神経では掌の小指側に知覚鈍麻が出て来ます。
神経根圧迫型でも若干は低下することはありますが、脊髄圧迫型では著しく低下します。10kg以下になることも珍しくありません。
脊髄圧迫型が必ずしも鍼灸で改善が見られないと言うことはないのですが、一度専門医にご紹介し詳細な検査を行ったうえで、鍼灸治療で対応すべきか、手術をすべきか判断していただきます。
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