突発的な筋肉痛

今日、たまに治療に来院するブラジル人の男性が急な筋肉痛で治療に来ました。

朝、体勢を崩した時に背中に痛みが走り

それ以来痛みが続いているようです。

 

立った状態で背中を見ると少し盛り上がっている箇所を見つけました。

指で探ると痛みを感じるようです。

うつ伏せになって頂き、まずはポイント数カ所に置鍼をしておきました。

鍼を抜いたあと動いて頂くと半分ぐらいに痛みが和らいだようです。

それから痛みの出る姿勢をとっていただいてグラストンテクニックで筋膜の動きを良くしました。

帰る時には痛みはゼロ!

本人も驚いてました。

膝の痛み

膝の周囲には沢山の靱帯・筋肉等の軟部組織があります。

その軟部組織が硬くなっていることが膝の痛みの原因になっています。ffd63f8b-s.jpg

レントゲン撮影で軟骨のすり減りを指摘されても

若干のすり減りでは痛みの原因になることはないと考えています。

そのような靱帯や支持帯といった軟部組織の柔軟性を上げて

膝の屈曲・伸展がスムーズに行えるようになれば痛みはなくなってきます。

膝の痛みを訴える方のほとんどが膝蓋骨の動きが硬く、柔軟性が落ちています。

スポーツなどでの膝の使いすぎが膝の周囲の靱帯等を硬くしています。

 

膝の痛みで専門医へ行かれても、大概

「年齢によるものですね!」

あるいは

「膝の軟骨がすり減って来たのが原因ですね!」

と言われ湿布薬・鎮痛剤で様子を見て終わりでしょう。

しかし、上で説明したように膝の周りには多くの筋肉・筋膜・靱帯など軟部組織が多いのです。

膝関節の支えているそのような軟部組織の異常な緊張をとることで

膝関節の動きがスムーズになり痛みが取れることが多いのです。

 

腰痛にファシアスリックテクニックでアプローチしました

整形外科のでレントゲン・MRI撮影では何ら異常はないそうです。

しかし、少し屈んでいたりすると腰に痛みが出てきます。GT1GT2

何度か鍼とお灸で施術しましたが

幾分痛みは和らいだのですが気になる痛みは取れませんでした。

腰椎周囲を触ってみても、もう筋の異常緊張はありません。

症状を訴えている仙腸関節・仙骨部にGT1 GT2 のインストゥルメントで浮腫を取るように施術してみました。

次回来院時のお話では、施術後、凄く調子が良いそうです。

暫くはこのまま継続していきます。

 

ファシアスリックテクニックでの驚き

先日より頚の痛みを訴えて来院された患者さんを診ております。

夏前より頚部の痛みがあったようですが、そのうちに治るだろうと放っておいたのですがなかなか症状の改善はなかったようです。インストゥルメント

診ると首を左右に捻ると右の首に痛みがあります。

首・肩に鍼をしてみました。

若干痛みは和らいだようですが、首を捻ると強い痛みがあります。

ではと早速グラストンテクニックで首・肩の筋膜にアプローチしてみました。

専用インストゥルメントSCANDSLiCK PRO(スキャンドスリック)で施術開始しました。

数分施術後、首を捻っていただくと、若干ツッパリは残るものの痛みは消えてしまいました。

いやいや 驚きです!

鎮痛剤の副作用

 

薬には効用と、そして副作用があることをご存じでしょうか?

大概は、薬の効果の方が目立っているため、副作用はあまり気にすることはありません。

しかし、大きな副作用が出る可能性もあることを忘れてはいけません。

ここでは、痛みに対して使われる鎮痛剤(痛み止め)の副作用について見ていきましょう。

 

最近では、3種類のものが使われることが多いです。

 

一番よく使われているのがNSAIDs(非ステロイド系鎮痛剤)です。ボルタレン・ロキソニン・アスピリンが代表的なものですが、副作用は、胃を荒らすことが多いことです。

 

 

次に、NSAIDsに代わる薬としてトラムセットがあります。作用は、、痛みの伝達神経に直接働きかけ痛むのを和らげます。更に脳にも働きかけ痛みを感じにくくさせます。多くの人で吐き気が起こります。

 

 

神経障害(神経が圧迫されたりウィルスによって炎症が起こって出る痛み)の痛みに対して効果的な薬にリリカがあります。、副作用として目眩(ふらつき)・浮腫(むくみ)・体重増加・眠気があります。ウチへ来ている患者さんにもリリカで目眩(めまい ふらつき)がしたと言う話は良く聞きます。

 

 

いずれにしても薬を服用して、いつもとは違う症状が出たときには、主治医や薬剤師に相談することです。

 

 

間違ったストレッチの考え方

急性の痛みのある患者さんに

例えば、急性腰痛症(ぎっくり腰)や寝違え、肉離れ等の患者さんですが

「ストレッチはして良いですか?」

「ストレッチはした方が良いですか?」

と訊かれます。

 

それに対して私は、

「痛みが消えたらしましょう。それまでは我慢して下さい。」

とアドバイスします。

 

どうも痛みがあるとストレッチしなければいけないと思っている方が多いです。

痛みのある時に、ストレッチをすると痛みを感じます。

痛みを感ずる度に、傷めているところに刺激を与えることになりますから、良くないのです。

ストレッチは痛みを感じなくなってから行いましょう。

 

 

 

爪の内出血の処置

DSC01080.jpg 先日、不注意で足の親指をぶつけて、爪下に内出血してしましました(汚い爪で申し訳ありません)。

思ったより酷い状態で、このままで放っておくと、何れ爪が剥がれてしまいます。

 

 

 

爪.jpgそこで、右の画像のように、おおよそで3点とった赤丸のところに熱さを感じるまで透熱灸をしました。

一日目、10壮(10回繰り返すことです)まで熱さを感じませんでしたが、3日目になると3壮で熱さを感ずるようになってきました。

それとともにジンジンしていた痛みも消えてしまいました。

その後、毎日お灸は続けています。

5日目からは隔日で行います(2週間ほどおこないます)。

これで爪が剥がれることなく済むはずです。

 

 

 

全日本鍼灸学会学術大会(北海道大会)

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 小松市上空

 6月10、11,12日の三日間、第65回全日本鍼灸学会学術大会が、北海道札幌市で開催されました。小生は、10日(金)の夕方、ANA羽田経由で札幌入りしましたが、小松市も東京都も蒸し暑く夕方になっても気温は30°近くであったのとは反対に、新千歳空港はジャケットを着ていても寒さを感ずるほどでした。

 夕方の羽田便であったのですが、上空は梅雨の雲に夕日が映えて、とても幻想的な眺望でした。


 

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 佐藤雅美先生と

 今回の大会のテーマは、「これからの日本の医療を担う鍼灸     鍼灸治療と医療連携」でした。今大会で、小生が是非とも聞きたかったのは、開業鍼灸師と外科医との連携した診療を紹介したパネルディスカッション1です。パネリストは、鍼灸師の佐藤雅美氏、脳神経外科医の井須豊彦氏、循環器外科医の佐藤勝彦氏。

 開業鍼灸師である佐藤雅美先生の行っている鍼灸のお話は、数年前に東京で行われた日本臨床鍼灸懇話会学術大会で一度拝聴しています。佐藤雅美先生のところでは脊柱疾患を専門としており、殆どの症例でMRI撮影を行い症状と画像とを交えて鍼灸治療の適応・予後の判断を行っています。患者さんのおっしゃる前医の診断を決して鵜呑みにせず、改めて自分の眼で読影を行い、指導を受けている外科医のアドバイスを受け判断しているそうです。更に今回の大会では、循環器外科のドクターとも連携し、患者さんの心筋梗塞や心不全を未然に防いでいるとのことでした。治療をしている間の患者さんの会話から、生活状況(睡眠・食事・趣味等)、身体の状態の情報を得て、専門医に紹介しているそうです。これだけテレビや雑誌等で、病気・健康の情報が流れていても、患者さんは、「エーっ、知らないの!」と言うケースは多いです。何十年も生きてきて胃の内視鏡検査自体受けたことがない人もいます。やはり「餅は餅屋」です。

 

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北方系生態観察園観察

11日(土)の午後に参加した北海道医療大学北方系生態観察園観察は、北海道ならではの企画であり、大変興味深かったです。オプションでの講座でしたが、受けて良かったです。担当の堀田 清先生の案内で、薬草園である生態観察園を見て回りました。笹の原野だった大学の裏山を整備した観察園には、本土では見るのが難しい、オタネニンジン(朝鮮人参)や、トチバニンジ ン、ダイオウ、カンゾウが生えていました。これは栽培や移植を行ったわけではなく、笹を駆逐していくと徐々に生えだし、増えていったそうです。本来、札幌市周辺は湿地帯でしたが、周辺の山の土を削り客土を行って、今の芳醇な畑作地が生まれたそうです。そして、削り取られた山には笹が生い茂り荒れ地となってしまったわけです。それでその笹を地道に駆逐していくと、何十年、何百年眠っていた種が発芽し、徐々に豊かな里山が出来上がったわけです。
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 トチバニンジン

この生態観察園に生えるミズバショウ・ウドの大きさには驚かされました。北陸に生える物の2〜3倍の背丈です。途中には、アカゲラの姿も眼にすることができました。堀田先生からは漢方・生薬のお話も沢山聞かせていただきました。北海道の豊かさを実感した講座でした。

 

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札幌市電


 余談ですが、今回の札幌大会では、ちょうど「YOSAKOIソーラン祭り」の開催と重なり、ちょっとした観光気分を味わえました。また、13日(日)は、朝早く起きて、市内を巡回している市電で札幌の街を回ってきました。現地で食べるラーメン・ジンギスカン・生ビールはとても美味しかったです。
 次回はお仕事ナシで北海道へ来てみたいです。

 

腰部脊柱管狭窄症かなぁ?

81歳の男性です。

約1年前から両側の臀部(お尻)と大腿後側の痛みで整形外科に通院していたようですが

鎮痛剤を使うと若干和らぐようですが、すぐ元に戻るといった状態が続いていたようです。

その他、ブロック注射もやっていました。

直近の投薬では、メチコバール、リマプロストアルファデクス、トラムセット、リリカ、モーラステープ。

4月はじめより下腿に浮腫(腫れ?)が出始め投薬中止となりました。

 

さて、当院へは1週間前(6/3)に来院されたのですが、腰部・臀部の筋緊張を緩和するように刺鍼し、通電しました。

また、L4−5,L5−S間の棘突起間に米粒大のお灸を5壮しました。

4回継続して施術したところ、歩行時の痛みが消えてしまったんですね。

 

う〜ん?

これって腰部脊柱管狭窄症かなぁ・・・・・・・・

 

多分、筋緊張によるトリガーか、神経絞約でしょうね。

 

案外、簡単に痛みの消えることもあるんです。

 

 

 

寝違いに鍼!

一昨日、ある患者さんからの紹介で、寝違えの方が来院されました。

前日に寝違えたそうですが、頭を下にも、上にも、左右にも痛くて向けません。

寝るときにも、頭の置き場がなくて、寝ていても辛そうです。

 

ところで、寝違えの原因は、疲労の蓄積です。

思い当たる原因もなく、朝起きて首を回そうとすると、痛みで回りません。

非外傷性(怪我では無い)の筋炎で、たまに熱っぽい時もあります。

このような酷い痛みを伴う寝違えですが

鍼をすると1〜2日で驚くほど改善します(念押しにお灸もしておきます)。

 

上の患者さんも一昨日、昨日の治療で、痛みが8割方無くなりました。

念押しでもう1〜2回治療しておけばOKでしょう。

明日来院されるのが、コチラも楽しみです。

 

 

 

 

 

 

お灸

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背骨上に圧痛(指で押した時の痛み)が出ている人がいます。正確には椎骨の棘突起と棘突起の間、棘間靱帯の所になります。

常に前屈みになっている人や、猫背気味の人は、肩胛骨の高さぐらいの所に反応が出ています。

また、腰を良く使う人は第4腰椎と第5腰椎の間に出ています。

この圧痛は、この部位に負担がかかっている証拠です。

この部位は直ぐ下に骨があるため、鍼を刺入するとすぐ当たるのと、鍼をしたときに痛みも感じ易い場所です。

この背骨上の反応を取るにはお灸をします。

お灸は、モグサという物を軽く捻って円錐状にし、ゴマ粒〜生米半ぐらいの大きさにちぎって、それを皮膚の上に載せて、線香で火を点けます。

DSC00234.JPG私は、これを最後まで燃やさずに、8分ぐらいの燃えたあたりで取り除きます。

瞬間、チクッと熱さを感じますが、その後は爽快感があります。

 

また、関節周囲の痛みにも鍼と併用することで、大変効果があります。

 

痛み止め・湿布では取れない痛み

私の所へは、整形外科等で治療したが思うように痛みが取れなかった患者さんが多く来院されます。

そのような患者さんに話を聞くと、レントゲンやMRI・CTなどの撮影では、原因が分からなかったと言うものが殆どです。

または、原因が分かったとしても、

「神経の通り道がちょっと狭くなっていた」、「椎間板がちょっと傷んでいる」、「第4腰椎と第5腰椎の間が狭くなってる」 など

原因と言っていいのか分からないようなものばかりです。

鍼治療で痛みやシビレなどの症状がなくなったり、改善したりということは

「神経の通り道がちょっと狭くなっていた」、「椎間板がちょっと傷んでいる」、「第4腰椎と第5腰椎の間が狭くなってる」

が原因ではなく

実は、筋肉の緊張や筋肉に出来た硬結(凝り)が痛みの原因なのではないかと私は思います。

いずれにしても痛みのある方の殆どが、痛み止めや湿布薬では、症状が取れないと言う事実です。

腰椎脊柱管狭窄症の症状

 

腰椎脊柱管狭窄症は、背骨(腰椎)の老化によって神経の通り道が狭くなり起こります。

腰椎も人間の顔と同じで、多少違いがあります。

神経の通り道を脊柱管と言いますが、元々狭い人、広い人がいます。

狭い人は脊柱管狭窄症になりやすいわけです。

 

症状は、臀部から下肢の痛み・痺れです。

腰を曲げている姿勢では、足の痛み・痺れは出ないのですが、反ったり、歩いていると症状が出てきます。

最初は15分ぐらい歩くと出ていた痛み・痺れが、そのうち50mも歩けなくなります。

 

症状の出方も、年数をかけて徐々に出てくる場合と

ある日から急に出てくる場合とあります。

痛み・痺れを長く患っていると神経が傷んでしまい回復しにくくなります。

早期からの鍼施術をお勧めします!

変形性膝関節症の痛み

先日、石川県鍼灸マッサージ師会の学術研修会「変形性膝関節症」を受けてきました。

講師は白山市の下崎整形外科院長の下崎英二先生です。

下崎先生のお話では、人工膝関節置換術の動画を交えた興味深いお話でした。

 

さて、我々鍼灸院にも膝の痛みを訴えて来院される患者様がいます。

変形度合いはいろいろです。

整形外科では老化による軟骨の磨り減りが原因と診断されていることが多いです。

ところで、軟骨は痛みを感じるのだろうか?

と思うのだが、どうだろ?

実は軟骨自体は痛みを感ずる神経の分布は多くはないのです。

では、痛みを感じているのはどこ?

痛みを感じているのは関節包(関節を包む袋)や筋肉の腱であることが多いです。

鍼灸治療では、関節包や筋肉の炎症を鎮め、緊張を和らげて痛みをとります。

特にお灸は効果的です。

痛みをいつまでも放置してはいけない

痛みを放置していると、痛みが取れにくくなります。

痛みを感じやすい脳状態になり

2・3の痛みのレベルぐらいのものが9であったり10に感じるようになります。

また、痛みがあると脳が勘違いを起こし

常に痛みを感ずるようになってきます。

そこが慢性化した痛みの厄介な点です。

そういう状態が1年 2年 経ってくると、何が痛みの原因なのか分からなくなってきます。

そうならないためにも痛みを感じたら早く痛みを取る治療を受けることです。

やはり仙腸関節

やはり仙腸関節ですね。

腰痛や下肢の痛み、痺れを訴える方の全てに、仙腸関節周囲の腫れ・強ばりが見られます。

反応の出かたも様々です。

目で見ただけで盛り上がるほど腫れている方もいれば

表面上はそうでもないですが、少し圧を加えて指で探ると固い繊維化した物が存在する方もいます。

「先生、それって骨を押さえてるから痛いんじゃないですか?」

と訊かれることがありますが

骨の上にのっている薄い筋肉からの痛みです。

症状のないグッドな腰は、押しても触っても痛くはありません。

仙腸関節です

sentyou.jpg脊椎(背骨)の土台となっている仙骨と腸骨です。

仙骨と腸骨を繋いでいる部分を仙腸関節と言います。

ここは靱帯で繋がれた固い関節です。

一般には動きがないこととなっていますが、実際にはわずかな動きがあります。

1〜3mmぐらい。

ここの動きが固すぎても、緩すぎても、良くはありません。

腰痛や椎間板ヘルニアの原因となります。

仙腸関節は、車のショックアブソーバーのようなもので、衝撃を吸収しているのですが、

固すぎると上の腰椎に負担がかかってきます。

柔らか過ぎると安定性がなく、これも腰痛や脊柱疾患の原因となります。

この仙腸関節をしっかりさせることが治療のポイントになります。

症状の出ている直接的な部位へのアプローチとともに

土台となる仙腸関節の動きを改善させることです。

帯状疱疹後神経痛と鍼灸

帯状疱疹(水ぼうそう)になった後に神経痛が続くことがあります。

これは帯状疱疹の初期に、神経に強い炎症が起こったために起こると考えられています。

当院に通院中のMさん(85歳)は、症状が出てから病院へ行くのが遅かったようで、かなり強い症状だったそうです。

神経痛の症状は、背中から腕にビリッと強い電撃痛が走ります。

特に冬場になると強く、出る回数も多くなるそうです。

外科・ペインクリニックを受診したようですが、あまり強い痛み止めを処方することもできず、様子見となったようです。

鍼灸治療を開始後は、以前より痛みの強さも弱まり、回数も減っています。

テニス肘(上腕骨外則上顆炎)をご存じでしょうか?

テニス肘(上腕骨外則上顆炎)をご存じでしょうか?

テニスを頑張る人だけでなく、中高年で手を良く使う人が良くなります。

物を持ったり、タオルを絞ったりした時に、肘の外側にビリッと痛みが走るのが特徴です。

これは、前腕の筋肉が硬く柔軟性が無くなったたのが元の原因です。

筋肉のくっついている骨の所で、筋膜や腱が炎症を起こします。

先日より来院されている51歳のYさんは、2ヶ月程前からこの症状に悩まされています。

最初は整形外科に通院し痛み止め・湿布薬で様子を見ていたのですが、段々酷くなってきたようです。

それで、たまりかねて鍼灸をしてみようと思ったようです。

3回目の受診で、かなり痛みが和らぎ、ビリッと来る痛みはなくなったようです。

今は力仕事をした後に、鈍痛が出ています。

治療のポイントは患部(肘〜前腕)だけを治療していても症状の改善しにくいことです。

肩・肩胛の周囲にも刺鍼のポイントを求める必要があります。

テニス肘の場合、肩・背中に頑固な筋肉の凝りが出来上がっています。

 

 

追記:本日の来院では、自覚症状はないようです。肘の外側を押すと痛みがまだありました。

全日本鍼灸学会近畿支部学術集会

 昨日は大阪府吹田市の明治東洋医学院での近畿支部学術集会に出席してきました。

特別講演は、明治医療大学教授である川喜田先生です。

以下に、先生のお話の内容をかいつまんで紹介させていただきます。


 ドイツでは、2000年12月〜2005年3月の間に1万人の医師と、30万人以上の患者さんが参加した大規模な鍼治療の研究が行われました。

この研究が世界的に一番規模の大きなものです。


研究の内容は、腰痛や膝痛、片頭痛、禁緊張性頭痛などの症状に対して効果、有効性、費用対効果、安全性など様々な角度から臨床試験です。

結果として、腰痛、変形性膝関節症、偏頭痛、筋緊張性頭痛の患者さんに対して鍼治療の効果が確認されました。

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の投与よりも有効性が示されています。

 安全性に関しては、0.8%の患者さんから副作用的な指摘が報告されたそうですが、いずれも軽度なものでとても安全性の高い治療であることが報告されています。

 かたや現代医学のスタンダードな標準治療でのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の投与では、胃腸出血や潰瘍、気管支喘息、肝障害、腎臓障害が起こることは有名です。

場合によっては命に関わることもあります。

 

 

 

以上

ランニングシューズモデルチェンジの季節

今年もランニングシューズのニューモデル登場の時期がやって来てます。

毎年、必ず新しいモデルが出てきますが、これといって目新しいことはないと思います。

デザイン・色で目先だけを変えているのが現状です。

ここ1〜2年は、ミズノが良いです。

以前はアシックスが良かったのですが、最近は残念なことになっています。

ナイキは最悪です。

 

29日に小学会で大阪に行ってきます。

その際、ショップを覗いて、今シーズンモデルをチェックしてくる予定です。

脊柱管狭窄症と鍼灸

先月下旬から治療している脊柱管狭窄症の女性(73歳)の方です。

10月半ばから立っていると、臀部から膝下に痛みが出るようになってきました。

痛みのため歩くのもやっとです。

その2日後からは座っていても痛み、日によっては寝ていても痛いぐらいに悪化したようです。

以前から背中や肩の痛みで鍼治療を時々受けていたので、鍼が良いのではと早速受診されました。

念のために整形外科でMRI撮影をするとL4−5のレベルで狭窄がありました。

鎮痛剤も服用したのですが、目眩(目まい)がするようで、服用を中止し、鍼灸治療だけにしました。

最初の数日は一進一退でしたが、2週間もすると長く立っていない限り足に症状が出ることがなくなりました。

今ではたまに足に鈍痛が出るぐらいにまで回復しています。

やはり早く治療を開始したのが良かったんでしょうね、本人もあの時の痛みを思うと驚いています。

以前からの治療経験から、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などによる坐骨神経痛は、症状が出てから半年以内に治療開始したものは、治癒する確率が高いです。

パイオネックスの威力

9月13日「白山白川郷ウルトラマラソン」に出場してきました。

標高約1500mを登るこのコースはとても過酷です。激坂の連続で後半になると足が攣る恐れがありますが、足三里・承山・伏兎・風市と後弱い膝周りに「セイリン パイオネックス」を貼っておいたお陰で、足が攣ることなく完走できました。

あらためてパイオネックスの威力を実感しました。

椎間板ヘルニア 症状の出る人と、出ない人

毎日、様々な患者さんを診ていると、椎間板が出ているのに、症状のある人と、ない人がいることに良く遭遇します。

椎間板ヘルニア特有の神経痛は、神経が圧迫されて、そして神経が炎症を起こして、はじめて引き起こされるのでしょう。神経を圧迫+何か?

その何か?は、疲労や精神的ストレス、風邪などでしょう。

そして、神経の炎症が無くなり、腫れが引けば、症状はなくなるわけです。

整形外科でも、全ての椎間板ヘルニアが

 

椎間板ヘルニア
手 術

とはなりません。その殆どは、手術をしない保存療法を選択します。安静を第一に、服薬・注射が一般的です。しかし、それではなかなか症状が取れないようで、鍼灸治療を選択する方が多いです。

鍼灸は椎間板ヘルニアに良く効きますが、発病から時間の経過したものは、改善が難しいです。おおよその目安として、6ヶ月でしょう。

第41回現代医療鍼灸臨床研究会に参加して(不妊治療)

4月29日、東京で行われた現代医療鍼灸臨床研究会に参加してきました。今回のテーマは不妊治療!少子化が問題されている昨今の事情にマッチしたテーマでしたね。

ところで、鍼灸治療は不妊に効果があるか?と言うわけですが・・・・・・。対外的に納得させるには、まだまだデータが足りないように思います。それと鍼灸単独では難しいでしょうね。

鍼灸で期待できるのは、@月経痛の改善 A月経不順の改善 Bリラクゼーション効果 C冷え性の改善 でしょうか。@Aは、腰・腹部の刺鍼で、骨盤内の血液循環の促進・骨盤内臓器の機能促進で期待できると思います。Bは、身体全体の凝りを解すように治療することで、リラックスできるようになれるでしょう。Cは身体全体の刺鍼 特に腰部・下肢への刺鍼で効果が得られると思います。

 

私は、鍼灸は不妊治療の補助ぐらいに考えたほうが良いと思います。積極的な治療というよりは、「種を蒔く畑を耕す」と言ったところでしょうか。

交通事故セミナーを受講して

 先日大阪で行われた交通事故セミナーを受講してきました。鍼灸院をはじめ整骨院等には交通事故に遭われた患者さんが来院されます。交通事故での怪我を一般には交通傷害と言います。交通傷害では普通、自賠責保険や任意自動車保険が使われますが、そのシステム自体を我々治療する側の人間は分かっていません。なぜなら、所属する鍼灸師会では交通事故に関する講習がないからです。殆どの治療院の先生の話されることは、先生の経験や人から聞いた知識だけなのが事実です。私自身もそうでした。

 そのようなわけで一度、しっかりと専門家の話を聞いてみなければならないと思い大阪に向かったわけです。今回の講師である弁護士大久保八州彦先生は法律事務所オーセンスの所属です。29名いらっしゃる弁護士の中でも1番の交通事故スペシャリストです。交通事故の現状から始まり、自賠責保険と任意自動車保険との違い、支払額の決定されかた、保険会社から途中で治療を中止するように宣告された場合の対応のしかたなど 多くの学ぶことがありました。

 

全日本鍼灸学会中部支部学術集会

先日、富山市で行われた全日本鍼灸学会中部支部学術集会に参加してきました。

一般講演も聞き応えのある演題でしたが、教育講演2の戸ヶ崎正男先生「任督脈を用いた全体調整」は大変興味のある内容でした。

内科的な症状では任脈上の経穴で、整形外科的な症状(たとえば腰痛・肩の痛みなど)は督脈を使って治療するものです。

身体にはいくつもの経絡(ツボの流れ)があるのですが、その中で任脈と督脈は全ての経絡をコントロールするわけです。

その任脈・督脈を整えると全ての経絡のアンバランスが解消され症状が無くなると言うわけです。

任脈は腹側の正中を、督脈は背中側の正中(背骨上)を通ります。

さらに戸ヶ崎先生は根本的な体質を変えるうえでも此の任脈・督脈を重要視しています。先生は主に督脈上の圧痛・陥凹(へこみ)を探り、そこへお灸をしています。

実技でも棒灸と直接灸を使い即席モデルの症状を取っていました。

私も任脈・督脈の反応を見てお灸をすることが多いです。当院では腰・肩・膝等の痛みを扱うことが多く、督脈へのお灸が多いですね。

背骨上を指でさすると、反応が良くわかります。その反応も人それぞれで面白いです。反応の出ているところはスッと手が止まり「ココだぁ!」と直ぐ分かります。

そういったところを指先で探ると痛いことも良くあります。患者さんは、「骨の上だから痛いんだろう?」と仰いますが、そうではありません。正常な場合は痛みはないんですね。

なぜ整形外科医は整体・カイロを勧めないのか?

小林誠の本.jpg帝京大学整形外科医である小林誠先生の著書です。

見出しは整体・カイロとなっていますが、ある意味鍼灸についても言えることです。

慢性腰痛の85パーセントは原因不明です。これは明らかな椎間板ヘルニアなどの脊椎の変化、腫瘍、骨折などが原因で無い腰痛を指します。

このような腰痛の原因は筋肉からの痛み、関節(椎間関節・仙腸関節)の痛み、椎間板からの痛みの3つに分けられるのですが、今の現代医学診断法ではその何れかと言うことが判別することができません。

しかしこう言った痛みには鍼灸・整体・カイロなどが効果的であることが多いのですが、悲しいかな大学の医学部の教育では教えられることはないのです。

医師自らが興味を持たない限り、その効果については分からないと思います。

 

この小林先生の本では整形外科医のそう言った疑問点について上手く説明しています。興味のある方は一度お読みになると良いでしょう。

ブラジル人の治癒力に驚き!

以前はブラジル人の方がよく治療に来ました。しかし、リーマンショックによる景気悪化の後、ウチへの来院もグッと減少しました。

ところがここ最近になりボチボチと治療に来るブラジル人の方々がいます。

彼らを治療して感ずるのは、治癒力の強さです。身体が素直なのか、鍼を信ずる力が強いのかは分かりません(信ずるとか云々言っていると、非科学的だとお叱りを受けそうですが)。ま、驚くほど鍼が効きます!今の日本人の体質が悪いのかもしれませんが。あれほどの酷い痛みが1〜2回の治療でかなり和らいでしまうのです。だから、彼ら独自のネットワークで鍼を勧められ、当院へ来るようです。あまり鍼について知識が無いだけに、素直に治療を受けているのも事実です。だから、マジックだと感ずるようです。

慢性の痛みとの付き合い方

 我々の鍼灸院の扉を叩く人の多くが慢性の痛みに悩んでいる方でしょう。勿論、ギックリ腰や寝違えと言った急性の痛みも鍼灸が良く効く症状ですが、治療するうえでのポイントに違いがあります。急性の症状は、痛みが無くなれば治療は一応終了です。しかし、長年患っている慢性の症状では、

痛みが消えた終了 

とはなりません。少し疲れが溜まってきたり、無理をすると、痛みが再発します。完治させようと焦らず、痛みと上手く付き合っていく必要があります。定期的に治療し、痛みを再発させない工夫が大事です。

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