線維筋痛症の患者さん

先日、約2年ぶりに線維筋痛症で治療していた患者さんが来院された。

今回は背中を傷めたとのことで、患部に丁寧に鍼し、その後ファシアスリックテクニックで筋膜の調整を行うと、施術後には痛みは消えていた。

彼は約2年半の間、治療を継続し、長く休んでいた仕事へ復帰していった。ここ最近の様子を訊くと、なんら痛みもないとのこと。あれだけ痛みに悩んでいたことが嘘のようである。

一見陽気に見える彼だが、メンタルは非常にナイーブで、そこが痛みの原因であった。今も時々、緊張して眠られないことがあると言う。

治療中の約2年半は、良くなったり悪くなったりと、決して順調に行ったわけではない。彼のカルテを見ると、その当時の彼の苦悩が思い出される。

痛みの調子が良く一旦は仕事に復帰してみたものの、やはり痛みで休むことになった際、仕事復帰への焦り、このまま治らないのだろうか、などと随分悩んだものである。

しかし、我慢して治療を継続するなかで、徐々に回復していった。

彼の場合、痛みが出だした切っ掛けは昼夜の2交代制であった。もともとナイーブなところへ、生活のリズムが逆転する2交代制は脳にも身体にも負担をかけたようである。

だから決して夜勤だけは免除して貰えるように伝えてある。

若いから無理をすることもあるだろうが、決して生活のリズムを崩さないようにすることが大事である。

 

(2019.5.29)

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