慢性疼痛について

慢性疼痛とは、「3ヶ月以上続く、または急性の組織損傷が回復したあと1ヶ月以上経過しても持続する痛み」を言います。

日本神経治療学会の「標準的神経治療 慢性疼痛」によれば、「急性疼痛とは、突然の病気・怪我などによって起こる痛みであり、原因の治癒とともに短期間に消失する。それに対して慢性疼痛は、1〜3ヶ月以上も痛みが続くもので、原因となる病気・怪我が治ったあとも痛みが残っている。また、原因がはっきりと分からない痛みもある。」ということになっています。

つまり、身体のどこかに傷がつき、それがいつまでも続く痛みの原因になると言うことです。これは、明らかな発症原因の分かる損傷ばかりとは言えません。

例えば、日本人の愁訴の上位にあげられるものに肩凝り・腰痛がありますが、これも無理のかかる姿勢を取り続けることによって筋肉に微細な傷がつきます。何気ない毎日の動作が筋肉を傷つけ、それが長期に亘るしつこい痛み・不快な症状を起こしているわけです。

また仕事やスポーツでの筋肉・靭帯・腱鞘の使い過ぎも炎症を引き起こし慢性疼痛の原因となります。

ここで慢性疼痛が問題になるのは、急性疼痛とは痛みの起こるシステムが異なるということです。

長く痛みを感じ続けることによって、脳が興奮状態となり、筋肉の緊張を引き起こして痛みが取れにくくなってくるということです。

 

 


筋や靭帯や神経に傷がつく


脳に信号が伝わる


脳が過敏となり、交感神経興奮・アドレナリン分泌が起こる


傷ついた部位の周囲の筋が収縮する

血流が阻害される


筋に硬結ができる


違和感・痛みが続く


脳に痛みの信号は持続的に入り、脳が過敏状態になる
  痛みを感じやすくなる
  脳から痛みの信号が出続ける

 

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